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トッツィー

トッツィー [DVD]
「DAISUKI!」という程ではないが、結構好きな俳優に「ダスティン・ホフマン」がいる。その中でもインパクトが強くて何度か繰り返しで見たのがこの作品だ。そういえば、最近TVでやっているのを見ていない気がする。って、1982年の作品なのか。もうTVで見る機会はなかなかないのかもしれないな。やらないかしら。

実力があるのに仕事に恵まれない役者の主人公が、自分の実力を見せようと女装をして周りの人をだますことを決意する。ところが、そのまま彼は女優としてデビューを飾ってしまい、その人柄が思いも掛けずに大ヒット。いつしか彼は、「カリスマ女性」としていろいろな相談を受けるようになり、その相手の中には自分の意中の女性の姿も・・・。


って感じのストーリー。今見ると、絵的にもストーリー的にもとても「古臭さ」を感じるかも知れないが、明確なメッセージ性がストレートに自らの感性に訴えてくる。女装という点で「うげぇ〜」と思う人もいるかもしれないが、コメディー色を前面に出しているので、そんなにエグくない。というより、むしろオーバーなほどの女性っぷりが、いつしか自然に見えてくるんだからこれを名演技と呼ばずして何と呼ぼう。


最近は好んでこういう社会派的な映画を見なくなった気がするが、こいう映画ほどいつの世も色褪せないで人々の印象に残っていく物なのかもしれない。