みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

痛文化・2。

戦争が活発だった時代。戦闘機や戦車には様々な絵が描かれていた。主に当時のセクシーアイドルの似顔絵だったり、女神を象徴化したものだったり、ギャグやネタだったりとその形態は様々。これは「自分の機体である」という自己表現の愛着を現したものであり、また自分の気に入っているイラストを描くことで自分の気持ちを落ち着かせる精神安定の効果があったと思われる。(奮い立たせるものもあったとは思うけど)
ただ、これらは主に「目立つため」ではなかった。命を賭ける戦いにおいて目立ち過ぎることは死を意味し、それは生き残るための目的として意味を成さなくなるため、比較的目立たない形で装飾されていた。まぁ、中には相手の威嚇を目的としたものもあったワケだけれども。
前段で「デコトラ」と「ヤン車」と違う文化といったのは、この点である。これらは主として「目立つため」の装飾であり、目立つためにはライトアップも辞さない。描く絵柄などに近いものはあっても、目的が大きく違う、と思う。
もうちょっと続く。