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アーミテージ・ザ・サード(ARMITAGE III)

ARMITAGE III [DVD]
人間と機械の違い・・・というテーマは他にもいろいろな作品がある。古くは「鉄腕アトム」もその1つと挙げられるだろうし、「銀河鉄道999」だって機械の体の世界であるという事を考えれば、「攻殻機動隊*1の世界と重なる部分がないことは無い。脳みそが残っていれば体は復元可能だ!って何度も言っていたし。

ARMITAGE III POLY-MATRIX [DVD]
折角なので、昔に見た同じ様なテーマを持った映画を紹介しようと思う。もともとはOVAだったんだが、映画用に再編集もされている。それがこの「ARMITAGE 3」(アーミテージ3)だ。映画版は「POLY-MATRIX」とタイトルが続く。

この映画も人間と同様の姿かたちをしたロボットがたくさん登場する未来の世界のお話だ。知性はあっても感情はないロボット達。
主人公の刑事が赴任した先で突如事件が起こる。有名人気歌手が暗殺されてしまうのだ。その死体を見て誰もが驚いた。感情豊かに歌う彼女は人間ではなく実はロボットだったのだ。今までのロボットとは違う非合法の「第3世代(サード)」と呼ばれるロボットだった。このロボットの登場は何を意味するのか。そして・・・。


という感じのお話。でも、この映画が「攻殻機動隊」と違う所は魂の扱い方にある。どうしても哲学的になりやすい魂の表現を「感情」という比較的判り易い部分に落とし込み、最後には「愛情」に転化させていく。そもそも「サードの開発目的」がこの映画の特徴的な部分であり、あくまでも「人間の模倣」ではなく「人類の未来のために必要な道具」として考えられているところがOVAっぽくて私は好きだったりするんだけど。

ここはキモであり、これを書いちゃうとかなりネタバレになるので我慢我慢・・・。


絵的には攻殻機動隊の様に芸術的という感じじゃなくて、キャラクターから何からやっぱりOVAっぽいテイスト満載なので、その辺りの抵抗が無い人は見ると結構楽しめると思う。変に哲学していないところがお手軽でいいです。*2


さてと。折角ここまで書いたんだから、もうちょっと書くか。続きは明日にでも・・・。(えっ?続くの?)

*1:GHOST IN THE SHELL/攻殻機動隊:過去記事→id:kenbot3:20050711

*2:パッケージがやたらとアダルトな感じが漂っていますが、そういう作品じゃないです(汗)