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シカゴ - CHICAGO -

シカゴ スペシャルエディション [DVD]
これまた私なんかが説明する必要がないくらい有名な大作。詳しくは知らないんですけど、実在の事件が元になってるらしい。ホント?ま、内容については特に書きませんね。うん。

さて、単純な評価としては面白かったんですが、ミュージカル映画(って言うのかな?)特有のテンポとカット割りでストーリーが語られるので、ボンヤリ見ていると置いてきぼりになります。この辺りはもしかすると「字幕」よりも「吹き替え」の方が面白いかもしれないと思いつつ、「吹き替え」だと「英語独特の言い回し」が抜けちゃうんだよね〜と、自問自答。どうせ英語なんてわかんないんですけど。

"英語なんてわかんない"と言うと、実はそういうシーンがある。主人公のロキシー(レニー・ゼルウィガー)が投獄される留置所にいる6人の女性囚人が「自分の事件を解説」してくれる踊りの中で、その中の一人、バレリーナさん(名前は良く判らない)は外国人らしく「英語が喋れない」。私が見た「字幕版」では、彼女のセリフは「何も表示されなかった」。なんてこった。

実はこのシーン、見終わった後でかなり重要なんじゃン?とマヂで思った。殺人を犯した者も「状況次第じゃ無罪になる」というのがなんでもありのシカゴの世界。しかし、逆に「状況次第じゃ有罪になる」のが、無実の人。ノット・ギルティーな人だ。セリフがないのでハッキリわからないのだが、この人もしかすると無罪なんじゃなかろうか。単に英語が喋れないだけで、供述なしの状況証拠のみでの起訴なんじゃないかと考えると、かなり切ない。

切ないといえば、ロキシーのだんなさん。事あるごとにかわいそうさ度がアップしていきます。「私はセロファン」なんて歌まで歌っちゃって、涙を誘う。あぁ、これがシカゴなのね。よよよ。

とまぁ、私の性格がひねくれているからか、主要な3人組(リチャード・ギアはやっぱかっこいいですけどね〜)よりも、他のキャラクターに目が行ってしまったのはどうなのかな?って思ってみたり。

ムーラン・ルージュ [DVD]
話が少し飛ぶけど、同じミュージカル映画では、ニコール・キッドマンの「ムーラン・ルージュ」の方が面白かったような気がする。ま、コチラは恋愛モノですから内容的にはぜんぜん違いますけど。最後がちょっと切ないですし。私的にはこっちの方がオススメ、かな。