水を切らずに手間を切る。

とある牛丼屋さんに入った。
セットメニューで、冷奴があったので、なんとなく頼んだ。
注文から出てくるまで。それはもう、ファーストフードの鏡とも言えるぐらいの早さだった。そこは評価しておきたい。
でも。豆腐がダメだ。
出し方がダメだ。
水をまったく切っていないため、小鉢の中で１／３ぐらい水没している。
たぶんマニュアルには書いてないのかも知れない。だとすれば、店員の問題ではない。
水を切っていない豆腐は醤油が薄まって余計に使うハメになるし、生姜は流れるし、水分が多すぎると崩れやすいし、そもそも崩れてしまった豆腐のかけらも水の中で泳いでしまい、食べるのがちょっと大変になる。良いことはない。
豆腐の水だしは若干時間がかかるものだが、これだけ小鉢の中に水が溜まっていることを考えると、事前に小鉢に出して冷蔵してあるのかも知れない。出てくるの早かったし。
だとしても。だとしても出すときに器を軽く傾けて水を切るぐらいの配慮がほしい。
それは手間なのだろうけれども。