放棄。

仕事のことは書かないつもりでも、会社のネタが多いのはそこが生活の中心なんだから仕方がないと諦めて書く。会社の話。
ずいぶん前だったんだけど、「e-Learningを受講せよ！」とお達しが来た。で、そろそろ期限であわててやっている所。今。なう。ここ数年はこんな感じのお達しが来るので、別にいまさら騒ぐことではないけど。
でも、個人的には「e-Learningは一種の教育放棄」だと思っている。
「お前は何を言っているんだ」という意見はもちろん判っていて、実際に自分もおかしいと思うけど、それでもそうだと思っている。教育することを放棄したいのでe-Learningを勧めるのだ。誰が放棄したいのか？誰が？誰かが。
教育はマンツーマンじゃなければいけないとまでは言わない。e-Learningや、自己学習可能な環境の構築は推して進めるべきものだ。でも、e-Lerningを強要するのは本来違うんじゃないかと思っている。どちらか一方で済ませるものではない。もちろん、お金の問題が発生することも判っているので、両方そろえろというのが難しいことも知っている。
そう、これも合理化の流れの一つである。
合理的で管理しやすいので、毎日のように「受講率何％です。まだのあなたは早く受けてください！」「あなたの部署は受講率が低いです。管理ちゃんとしてるんですか？」と、メールすることは出来る。
しかし、合理化を進めることは、何かを放棄することにもなる・・・と思っている。