みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

ザルザルのモリモリ。

最近は会社の人とお昼休みに近所の立ち食い系そば屋さんによく行く。
で、気温も上がってきて暑いんで、ついつい冷たいそばを頼む。ま、そばだから頼むのはもちろん大盛りぐらいで。消化にいいし。安いし。
で、冷たいそばは単純に分けると「もりそば」と「ざるそば」に分かれるのが一般的であるが、このお店の場合は「ざるそば」の方が50円高い。
何が違うのか?というと、「海苔が盛っているか否か」である。盛ってない方が「もりそば」で、盛っている方が「ざるそば」。どういうわけか、現代社会においてはこれが標準ルールになっていて、庶民の味方な値段の安い蕎麦屋さんはほとんどこの違いしかない。高級なそば屋さんは別として。

そもそも、この違いを遡るとこんな説が有力らしい。

ざるに盛ってあるだけの「もりそば」を高級志向なメニューに変えるため、そばつゆを「一番だし」と「二番だし」にワケ、注文間違いを見た目の区別で防ごうとそばに海苔を盛って目印にしたのが「ざるそば」だそうで。当然、海苔なし二番だしが「もりそば」。

そういう意味では、海苔の値段よりもつゆの値段の方が大事だったものと思われ、現在に至るまでの過程において大事な部分がなくなって見た目だけ残ったというのは、人がいかに見た目に騙されやすいかを表しているといえなくもないかも知れないが、それはたぶん言いすぎかもしれない。適当なこと言ってみた。

なんにしても、海苔が盛ってないのに「もりそば」とはこれいかに。
いっそのこと、「もりそば」と「のりそば」でいいんじゃ?とか言ってみる。
適当なこと言ってみた。