みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

編集時間。

仕事で使うワープロなどには、昔から「編集時間」みたいな情報が記録されている。文字通り、その文書を編集していた累計時間だ。

「版番号」と同レベルの情報で、同じファイル名の文章でも、編集時間を見れば、どちらが新しいかが判るという感じの使い方が出来るんだとは思うが、何かに役立った記憶がない情報だ。知らない人も多いと思うし、知っているからといって何か得したことは正直ない。

そもそも、仕事で使う文章などは、他の人が作ったものをテンプレートとして改版して使用したりするケースが比較的多く、最初からベタで作り始めるという事はそうは多くない。そして、そういう資料の場合は、殆どメモ的な用途の場合に限られ、結果的にそれが版管理しなくては成らないほどの情報になることもなければ、神経質に最新版を管理するようなものでもない。

そもそも、編集時間なんてものは、編集しないで(画面の裏側で)開いているだけでもカウントされてしまうものだし、別の文書からページを追加しても前の情報が引き継がれるわけでもなければ、ページをごっそり削除しても編集時間は減るものではなく増えていく一方なワケで、成果物として存在している文章量と編集時間が一致しないことが普通な不思議な世界だ。

まるで、最近のゲームにはよくついている「プレイ時間」と同じ様なものだが、ゲームの早解きより価値がない気がする。

これ、有効活用している人はいるんだろうか。

とても気になる数字の1つである。気にしない人も多いと思うし、気にしたからといって何か得することは多分ない。