お客様混雑の為。
今日の話では無いけれど、電車に乗っていた時の話。
電車が駅のホームで止まったまま動かなかった。流れた車内アナウンスは
お客様混雑によるダイヤ乱れのため
であった。
このアナウンスを聞くたびに、なんとなく「お客様混雑」という表現は如何なものかと思うことがある。なんとなく、「原因は私達じゃなくて貴方達ですから!」と責められている様な気がするのだ。考えすぎかもしれないけど。
急病人が発生した場合、その旨アナウンスしている。これも一種のお客様都合だが、この場合は「あぁ、仕方が無いな」と思う。線路内に人が立ち入ったりした場合もアナウンスされるし、これも「仕方が無い」と思う。これらは鉄道会社で防ぐのは難しい部分だからだ。*1
では「お客様混雑」とは何を表すのか。
それは多分、駆け込み乗車とか、ドアに物を挟んだりとかだろう。確かにお客様側にも問題はあるだろう。これらについては「お客様都合」といわれても仕方が無い気がする。
でも、ドアからはみ出している人を押し込める為とか、ホームが人で溢れて危険だからとかそういうさまざまな原因をひとつにまとめて「お客様都合」と言っているんじゃないかと思う。これらはダイヤ改正や車両の増強、ホームの拡充・整備などで「輸送量を増やさない限り解消されない電車会社側の問題」もはらんでいるハズだ。需要に対して十分な供給量を確保できていない会社側の都合ではないのか?それを「お客様都合」と片付けてよいのか?と思っている。
まぁ、何十年も前から社会問題になっているにもかかわらず、通勤ラッシュが消えないのもまた「お客様都合」であるかもしれないが。*2 それはむしろ「社会都合」かもしれないが。*3