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宿命の浴衣

ちょっとうれしかったと言うこともある。
夜になって中学のときの友達から『来週の土曜日にカラオケでもどう?』って言われたので、『あ、俺花火に行くつもり』って返事を返した。まぁ、別に花火の後にカラオケでもいいよとも思っていた。しかし、私の予想とは違う答えが彼から返ってきた。

『誰と?』(原文まま、全文)

不思議な言葉である。今の私の状況を知っている彼が何を言い出すんだ?って思った。だからこう返した。『いやまだ誰とか決めてないんだけど、俺が浴衣を買ったから着てみたいのよ』すると、彼はこう返してきた。

『誰のための浴衣?』(原文まま、全文)

ちょっとカチンときた。男が浴衣を着るのは『誰かの為でなくてはならない』のか?そして、そのことを彼に言ってみたら、

『何怒っているんだよ。みんな聞くだろうが』

女性が浴衣を着るのはとにかく自然である。もちろん、彼氏が居たらそれはそれだろうが、とにもかくにも誰かの為が理由って事はないと思う。まずは自分のためだと思う。だが、男性が浴衣を着るというのは『誰かの為』という理由が求められる。それが今の世の中らしい。


他の人が自分と違う行動を取ると、その裏を確認しようとする。
そういうことでいいのだろうか。