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エバー・アフター

エバー・アフター [DVD]
英語人ではない私なんかに言わせれば、「このタイトルを見てもイマイチなんだか良く判らない」って感じなんだが、「EVER AFTER」とは昔話やおとぎ話の最後で良く使われる「その後、2人はいつまでも幸せに暮らしましたとさ」的なニュアンスらしい。今度、英語のおとぎ話の絵本でも見てみよう。

では、この映画は何のおとぎ話を語っているのか?といえば「シンデレラ」である。シンデレラから魔法使いだとかぼちゃの馬車だのの魔法部分を取り除いてちょっとリアルに描いてみた話である。

ストーリーについてはあえて言う必要はないでしょう。そもそも「シンデレラ」って事ですから、キャラクターの設定もラストの展開も知らない人はいないと思いますし、それはそれで「本当にあった○○」って感じで見てしまえばいいワケだし、そもそもそういうつもりで作っているんだろうし。

まぁ、先に突っ込みを入れさせてもらっちゃうと、まず「ダビンチってあれ?」って感じでその部分でいきなり「本当にあった」という部分がちょっともうどうなんだろう?って気になっちゃう。そう、世界の発明家。レオナルド・ダビンチ。で、このダビンチがこの作中では魔法使い的役目を担っている。あまり気にしちゃいけない部分なんだろうけど、魔法使いが唐突に出てくるよりはいいか。

でも、正直に言うと「この映画好き」です。

理由は「王子もシンデレラも一目惚れじゃない」という所、かな。おとぎ話のシンデレラはそういう点で無理がある。でも、この映画の場合は2人が出会ってから靴を履かせて結婚を決めるまでのシーンがたっぷり描かれている。元がシンデレラという事に気が付かなければ、こいう恋愛映画があってもいいかも?という感じすらする。

それに、「ガラスの靴、誰が履けるかな大会」なんて良く考えるとちょっとバカっぽい流れにもならないし、全体的な話の流れとして大きく無茶がない。全体的にストーリーも映像もきれいに描かれている。

もっとも、シンデレラのイメージからは主人公はちょっと気が強すぎててかけ離れているかもな〜っていう感じがしなくもないけど、これはこれで「王子が今まであったことのない女性」って感じを伝えるには一番無難かな?って感じだし。っていうか、個人的には妹さんの方が好きかも知れません。ひひ〜ん!(謎)


スノーホワイト [DVD]
なお、「本当にあった○○」という感じのおとぎ話を実写映画化したものとして有名なのは「スノー・ホワイト」(白雪姫)もあったりしますけど、あれはホラーに近い映画なワケで、私の苦手とするジャンルなワケで、それはそれでちょっと見ちゃったんだけど、正直言って自分的にはイマイチだったりするんで。まず、タイトル画面でビビリが入りましたから。こっちはおとぎ話のままでいいです。ハイホーッ!ハイホー。