大人の気持ち。
中学の時の友人からメールが来た。
「明日から夏休みで、お前ン家の側まで行くから」
そんな内容だった。だから返事してやった。
「俺、夏休みじゃないから。会社だから」
帰ってきたメールはこうだった。
「みんな大人だもんな〜」
そう。大人。
学生の頃なら「うそ、マジ?じゃぁ近くまで着たら電話しろよ。待ってるから」となった所だろう。無理やりにでも合わせないとなかなか時間が取れない。それが大人。
子供の頃に憧れていた大人って言うのは果たしてこうだったんだろうか。子供の頃に感じていた大人の世界って言うのはどういうものだったんだろうか。大人になって良かったことって何だろう。大人になるって幸せなことなんだろうか。
姪っ子に手紙を書いてもらったり、お菓子を分けてもらったりすると不思議な気持ちになる。そこには損得勘定など無く、単に「そうしたいから。自分のうれしい事を分けてあげる」という素直な感情がある。だから惜しげもなく大切にしているシールを手紙に貼ってくれる。
友人、知人に何かしらのプレゼントをする時、つい考えてしまうことがある。「喜んでくれるだろうか」とか「気を使わせちゃうんじゃないだろうか」とか。そして受け取る時もつい考えてしまう。「こんなもの貰って悪いな」とか「お返ししなくちゃな」とか。プレゼントをする相手との関係によっては「どう思われちゃうかな」とか「あげない方がいいのかな?」とか。いろいろ。
大人になるって言うのはどういう事なんだろうか。きっと大人って気にし過ぎなんだ。何もかも。だから大人って疲れるわけだ。
時々こういう事に悩む。今日はちょっとそんな気分。