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パラサイト

パラサイト [DVD]
いつの頃からだろうか。昔から怖い映画は苦手なんだが、「巨大化=怖い」では無くなったのは。この映画を見終わった時に感じた感想がそれだった。つまり「あんまり怖くなかったな」って事ですが。

いや、だから面白くなかったと言う訳ではない。誰を信じたらいいのか判らない、その異常さに誰も信じてくれないというシチュエーション自体は結構怖いし、学校を中心としたシーン展開にはスリルがある方だと思う。

でもその怖さはありがちといえばありがちだし、展開も予想の範囲を出なかった。

簡単に説明すると「エイリアンが人間に寄生して、見た目も人間のまま増殖していく。このままでは世界人類が絶滅してしまう」というお話。なんか、いろんな意味でよくある設定だよな〜と思う。というより、本気で「寄生獣」を想像した。そして、もしかするとあっちの方が怖いよな〜と思った。世界観という点でも、テーマという点でも。


ここから先はかなりネタバレ的に書くつもり。レッツゴー。


さて冒頭に書いた「巨大化」の話だが、ラスボスは巨大化する。だがそもそも「巨大化の必要があったのか?」という点と「物理的、生物学的にあんな巨大化はおかしくない?!」と思ったわけで。一応、巨大化するのに「水が必要」だったと考えれば、プールが登場したのは納得出来るんだけど、その後は普通の姿に戻ってたりしてたし、結果的には巨大化があだになっている訳で。なんか「巨大化=頭が悪い怪物」という図式の方が成り立っちゃってないか?という話の展開がどうも怖いというより笑えるな〜というか、なんていうか。

あと、アレだけの状況になっておきながら「ボスを倒せば寄生された人たちはみんな元に戻る」という無理やりなハッピーエンド感はちょっといただけない。そんないい加減な侵略生物があっていいもんだろうか。しかも粉のひと吹きで倒せるし。

そういえば、途中で不良の二人組が「クスリを売ってくれ!」とめちゃくちゃ切羽詰った顔で登場したので、後でなんか合流でもしたりするんじゃないかとワクワクして見てたんだけど、あれは何だったんだろうか。折角だからあの二人組を絡めたお話にした方が面白かったんじゃないかな〜?とかちょっと思ったり。いや、クスリを吸っちゃって自爆してるというオチでもいいから(謎)

そこまで書いておきながらいまさら言うのは何だが、登場している俳優、女優の人たちはやっぱり素敵だと思う。個人的にセクシーでちょっと好きなのは「ジューダナ・ブリュースター」だったが、ちょっとミーハー的で軽すぎる感じがもったいないな〜と。ロード・オブ・ザ・リングの「イライジャ・ウッド」は個性的だから忘れようが無いんだけど。

で、結局一番スカシてていい感じなのは「ジョシュ・ハートネット」だったりして。いやいやなんとなく憧れちゃう♥ <ォィ