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恋する遺伝子

恋する遺伝子 [DVD]
恋愛映画は殆どの場合、好きである。理由は「ハッピーエンド」で終わる事が多いからで、基本的に見始めたときからゴールは殆ど見えている。ただ、駆け引きとすれ違いのハラハラを楽しむものだからだ。

言うなれば、恋愛映画は障害物競走に似ている。ゴールは最初からわかっているが、足が速いとか遅いとかはあまり関係はない。勝負だけを見れば重要なのは、どれだけ要領がいいか?だが、要領が良くて速ければ1等にはなれても、実は見ている人たちはむしろジタバタしている人の方を応援している物だ。そう、私達は障害物競走の観客として「がんばれ〜!」と応援してみていられるからだ。つまり、要領の悪い人ほど応援したくなるものなのだ。ビリでゴールしてもいいんだよ。

とか、意味の判らない前置きをしてみたが、久しぶりに「恋愛映画」を紹介してみることにした。このタイトルに深い意味は無くて、なんとなく思いついたからだ。ま、結構楽しめたほうかな?覚えてるぐらいだし。

この映画はハッキリ言えば、ありきたりのラブコメディーと言えるだろう。ストーリーの展開もキャラクターの設定も良くあるパターン。特に仕事がマスコミ関係っていうのは、あちらの映画の王道的職種の様な気がする。派手だから?

配役としてヒロインにはアシュレー・ジャッドが出ているンだけど、なにやら落ち着きない慌てもの的感じが結構かわいい。相手役にはヒュー・ジャックマンが野性的なやっている訳で、上着を脱いだシーンなんてちょっと素敵。これじゃ、世の女性はたまったもんじゃないだろう。チッ(?)


それにしてもあちらの国の恋愛感覚というのは、どの映画を見ても基本的にライトであることに驚きを禁じえない。そして、男女関係と友人関係の狭間がとにかく紙一重な所が不思議といえば不思議に感じる。立ってた位置が1cm近いか離れているかだけで次の展開がどう転ぶか?ってぐらい「あれ?」と急転していたりする。そんなに簡単に行ったり来たりしていいの?って。ルームメイトとして一緒に住むところにしろ、女性を連れ込むところにしろ、チアガールのシーンはどうなのよ?*1とか展開の妙さについては個人的にいろいろ思ったけど、まぁそういう所があちらの映画なんだよな〜と半ば諦めにも似た心境で見てたりして。


テーマとして「遺伝子」なんて言っているから、なにやら難しいのかと思えば、結局は展開の上での味付けだけであってあんまり関係ない。テレビドラマ的な映画といえる。

っていうか、日本でも(私は見てないんだけど)そんなドラマがあったよね。「不機嫌なジーン」だっけ?ま、関係ないだろうけど。

*1:いや、ここは悩殺系だけど。たまらんだろう、これやられちゃ。