クローンズ

普段の生活や仕事でやらなくちゃならない事がわんさか溜まってくると、「あぁ。自分が３人居たら楽なのにな〜」なんてふと考えてしまう事がある。

一人に仕事をさせて、一人は旅行で遊びまわって、一人は家でゴロゴロ昼寝して。もっとも、３人も居たら食費は３倍だし、たぶん３人ともゴロゴロ昼寝して誰も働かないんじゃないかと容易に想像できるので、まぁ自分は３人居ない方がいいに違いない。

さて、今日紹介する映画は、上に書いたような内容である。

以下、ちょっとネタバレ気味だけどいいよね。

仕事が忙しくて家族サービスの出来ない主人公は、偶然知り合った博士にクローン人間の話を聞き、自分のクローンが居たら楽出来る!と、彼は２号を作る。２号に仕事を任せた彼だったが、直ぐに３人目も欲しくなる。所がいくらクローンとはいえ、オリジナルとは容姿はほぼ同じでも性格に違いが生じていたのだ。そんなことは知らない妻は夫の気がふれたと勘違いして子供を連れて出て行ってしまう。これじゃ、本末転倒だぁ！果たして彼は妻に真実を打ち明けるのか？幸せを取り戻せるのか！？

と、いう感じで進んでいくコメディーであります。マイケル・キートンが一人でクローンも全部演じているから結構凄い。性格の違いを見事に表現しているのであります。ここはズバリ見所かも。

とはいえ、私が大好きなちょっとバカっぽい感じのストーリーは、人によっては「なんじゃこりゃ？」と思えるかもしれない。そもそも、クローン人間で楽しよう！なんて発想がおバカなワケで*1あまり肩肘張らずに見るのが吉。

とはいえ、逆に言えば「本当の幸せはどこにある？仕事？家族？それとも自分？」というテーマも含んでいる訳なので、彼女と一緒にビデオで見た後、「俺のクローンがここに居たらどうする？」とか「自分のクローン、欲しいと思う？」などとバカな話をして盛り上がってみるのも良いかと思いますが。

・・・えっ？！ 私？

そういえば、『あなたが沢山いたら、うるさくて迷惑だ』って言われた気がします。あぁ、盛りあがらないったらありゃしない。＿|￣|○

*1:普段からそう考えている自分の事は、既に棚に上げている