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クリフハンガー

クリフハンガー [DVD]
いつものことだが、何の脈絡もなく昔に見た映画を紹介していきたいとか思う。何を基準に?と思う人もいるだろうが、正直に言えば「気分」以外の何ものでもない。

そんな訳で今日紹介する映画は「クリフハンガー」だ。シルベスター・スタローンが主演しているという事と、ものすごいCG技術が使われているとか何とかで話題になったことは記憶に新しい、という程新しい作品ではない。製作はいつだ?え、1993年?結構前なんだ、もうそんな、か。

以下ネタバレ・ツッコミ発言。ゴメン。先に謝っておきます。こういう時はたいてい辛口、ドライな俺。

アクションがどう!とか、CGがあぁ!とか言うつもりはあんまりない。それぞれ面白かったと思うし。まぁ、楽しめたと思う。それにスタローンの演技がどう!とか、演出があぁ!とかも言うつもりはあんまりない。そんなにヒドイとも思えないし。

でも、実はストーリーが判りにくかったと言うのがある。いや、ストーリーはむしろ単純明快だ。国際犯罪集団とロッククライマーの死闘。なんで闘うことになったのか?とかそういう事は映画を見てから考えて欲しいんだけど、なんとも国際犯罪集団というのがイマイチ迫力もないし、何より「格好が同じで見分けが付かない」という致命的な問題が。背景が雪山で真っ白。着ている服装は犯罪集団なのでみんな黒一色。全身タイツな感じ。見分けつかないよ・・・。

そう、それが一番問題だったのだ。数えていないけど、登場人物は10人近くいる。いや、もっと居たかも知れない。で、ハリウッド映画の特徴的な手法である「いきなりイベント発生!」的にストーリーが始まってしまうので、人物描写が弱いのだ。しかも、その辺りの説明が足りないにも拘らず、「死んで説明されるまでザコだと思っていたキャラ」がストーリー上重要な能力を持っていたりして「え?そういう人だったの?」とハラハラ感もスリルもないまま「ふーん。。。」と感慨もなく消えていったり。そのワリに映画の中では「奴が死んでどうするんだよ俺たち!」みたいに大慌てしているし。そんなギャップがちょっと痛かった。

という感じでキャラクターに入り込めなかったので、ストーリーにも入り込めなかった私。もしかしたらあと2回ぐらい見たら、それぞれのキャラクターが理解できてもう少し楽しめるかもしれない。でも、多分もう見ないけど・・・。


ドリヴン [DVD]
さて、スタローンって事で思い出したのは「ドリブン」だった。こちらも個人的な評価は辛目。街中の暴走に関しては無謀以外の何ものでもないし、ちょっと「ありえねぇ」と冷めた視点で見てしまった訳で。

キャラクターに感情移入できなかっ立って点では同じかな?もっとも、スタローンが嫌いというわけじゃなくて、「オーバー・ザ・トップ」は好きだったりする。これは明日にでも書こうかしら。時間があれば。