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アザーズ

アザーズ [DVD]
昨日、「ホーンティング」のネタを書いた事を考えながら家でぼんやりしていたら、ふと思い出した映画があった。幽霊で、屋敷で、ちょっと怖いけど、親子で、面白かった奴・・・。あったよな?なんだっけ。・・・あぁ!思い出した、思い出した。

それが、これ。「アザーズ」だった。

古びた屋敷の中で、日の光を浴びる事の出来ない病気の2人の子供(息子と娘)を抱え、戦争に行ったまま帰ってこない夫を待つ女主人が体験する恐怖の物語。誰もいない筈なのに扉が物が、そして目に見えない誰かの気配が・・・。

もうね、ニコール・キッドマンが素敵な母親を好演しているわけですよ。ちょっとヒステリックなんだけど、子供を守るために頑張るんですよ。あぁ、堪らない。子供たちも素直で可愛いんですよ。一昔前の絵に書いたような親子のビジョン。惚れ惚れ。

この映画の一番の特徴はホラーなのに「ほら驚け!」みたいな演出が殆ど無いこと。見ているとジワジワと怖くなってくる。どちらかというと地味な演出で構成されていて、想像力を掻き立てる恐怖がそこにあったりする。


まぁ、人によっては(ネタバレになるのであえて隠すけど)「あの作品」と同じじゃ〜んとか思っちゃったりするかもしれない。でも、シチュエーションも違うし、テーマもちょっと違う。そして何より映像美も演出もかなり違う。


怖い物が苦手なくせに、個人的に結構好きな作品だった。
これは本気で予備知識なしで見た方がいいと思う。そういう映画だ。