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ターザン

ターザン スペシャル・エディション [DVD]
先日、ディズニーチャンネルで「ヘラクレス」*1を見たばかりだが、番組表をチェックしたら、まだ見てなかった「ターザン」(残念ながら日本語版)をやっていたので、これを見た。どうにもディズニーらしい過剰的な演出・強引な展開が気にならないではないが、音楽とテンポの良さは流石だ!と感心させられた。

ディズニーの映画は、殆どの場合テーマがかなりシンプルに設定されていて、とても判り易い。それは、子供にとってはもちろん良いことだし、大人が見る場合でもとても猜疑心なく素直に見られるという点で安心感が高い。この映画も最初から最後まで「親子愛」で統一されている。

粗探し的で突っ込みを入れるのもはばかられるが、最初の船からの脱出シーンはともかく、樹の上の家の完成度の高さは「どうなのよ?」と気になって仕方がない。いろいろストーリー上の都合というものなんだろうが、余りにも突飛過ぎて流石に「どこからガラスを持ってきたんだよ!」とか一人で(結局)突っ込みを入れてしまった。

ついでに言えば、ラストシーン。ギャグで終わらそうと思ったのかもしれないが、博士がボートから飛び込んだのにはちょっと「あちゃ〜」と思った。どうせ親子愛を強調するなら、博士には子離れをして欲しかった訳ですよ。贅沢でしょうか、私。


どうでもいい事かも知れないが、面白かったのは両親の反応。母親は最後まで真剣に微動だにせず見ていたのに対し、最初は興味深く見ていた父親が気が付いたら寝ていたという事実。もちろん各個人の性格、好み、そして体調などさまざまな要因があるとは思うが、母親と父親という立場の違いも関係あるのかな?とかちょっと思ってみたり。

結構いい作品*2。特に音楽がGood。楽しかった。

*1:ヘラクレス:過去記事→id:kenbot3:20050503

*2:それにしてもディズニーは「醜いアヒルの子」的なシチュエーションが好きだよな。