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ウェイキング・ライフ

ウェイキング・ライフ [DVD]

夢と現実の境界がどこにあるのかを見つけようと、いろいろな人の話を聞いていく主人公の物語。夢と現実は何が違っていて、どうしたら区別がつくのか?と。
子供の頃、ふとした瞬間に「これは夢じゃん」と自覚した事がある。その後、その夢の中で自分は「夢ならこんな事も出来るはず!」と、家の壁を通り抜けたり、電柱の上を飛び回ったりと夢の世界を堪能する事が出来た。そう、「これが夢」と自覚できれば「今までよりもっと夢を楽しめる」と思った。その時以来、夢を自覚することは無いんだけど、その時の夢は今でも衝撃的でよく覚えている。この物語の趣旨とは少しズレるんだけど。
さて、この映画。アニメだと思っていたら、実写をデジタル処理してアニメ化したものっぽい。でも、良く判らない。作り方もだけど、内容も。常にフラフラと酔った様な感じの映像と、哲学的なセリフが最初のうちは面白かったのですが、しばらくするうちに頭の中がボンヤリとしてきて、結局もうすぐ終わり〜という頃には意識を失ってました。セリフが長いの、ダメだ。
さっきも書いたが、哲学的な話は結構面白かった。決してキライな話じゃない。でも、「試験を受ける前日」に見たのがいけなかった。見終わった時にはすっかり現実から離れて夢の中にいた。それこそ「夢と現実」を両方体験してしまった。まるで映画の様に...。(違うか)

もし、これを見ようと思ったら「健康で眠くない時」に見た方がいいと思う。あと、映像に酔い易い人もやめた方がいい。もし、3Dゲームで酔った事があるのなら考えた方がいい。もっとも、そのトリップ的な感じが「夢と現実」に導いてくれるカギなのかもしれないが。