みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

なんか。

中学生の頃、電車通学をしていた関係もあり友人との連絡は比較的電話を良く使っていた。当時はよく遊びに行く友達の家の電話番号はすべて暗記しており、電車で遊びに行った時に友達の家に公衆電話から連絡をいれて迎えに来てもらうなんてあたりまえだった。そのときに特にメモなどは見ずに暗記してある電話番号でなんとかなっていた。

いま、自分で言える電話番号といえば「自分の携帯電話」「実家」「会社」「お客さん」ぐらいなもので、10個もない。昔はそれの倍以上、かなりの数は記憶していたと思う。

そういえば、お店に行って「ご連絡先の電話番号は?」などと聞かれたときに自分の携帯電話の番号をスラスラというとどちらかというと驚かれることが多い。「携帯電話の番号覚えている人少ないんですよね」と、返される。

たしかに、覚える必要はない。いまの世の中、自分の携帯電話の番号はもちろん、人の携帯電話の番号も携帯電話自身が記憶しているし、電話だけ出なく電子メールなどでも連絡が取れる。メールアドレスだって覚えておく必要はない。全部、覚えておいてくれる機械が身近にあるからだ。

計算する必要もなく、記憶する必要もない。
漢字だって覚えなくても使えるし、知らないことはいつでも調べられる。終電だっていつでも調べられるし、わざわざ覚えなくてもいい。欲しいものはいつでもコンビニで買えるし、荷物が重ければタクシーはあるし、宅配便もある。送った荷物がいまどこにあるのかもすぐわかるし、重い物を運ぶ面倒や、荷物がどこにあるのか不安になるストレスを感じる必要すらない。
楽しければ面倒なことはする必要がない。

なんか。わかった気がした。なんとなく。

# 昨日、マクドナルドで小4くらいの男の子が父親に「おゆうぎの"ゆうぎ"って書ける?」と、質問していた。う、なんとなくあいまいにおぼえている自分にちょっと反省。