みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

アウェイの悲劇。

『アメリカっていうと何を連想する?』という質問を今の日本人にするとたぶん、ある程度の数「メジャーリーグ」と答えるんではないかと思うぐらいメジャーリーグは日本に浸透してきました。最近ではTVのニュース番組でも伝えてるぐらいだし。

それじゃー、見なきゃ損だろう。ってことで、地元のチームを応援すべくいってきました野球場。いやはや、大興奮でしたよ。

球場に入ってすぐに思ったことは「駐車場がデカスギ!」というほどでかいこと。そりゃ、日本と違ってほとんどの人が車で見に来るわけなので駐車場がでかくないと意味がない。
そしてあとで気がついたんだけど、日本と違ってビールを売りにくる売り子さんがいない。売り子さんが売りにくるのはポップコーンとかわた飴とかジュースとか。そのほかの食べ物もビールも売店に行けば買えることは買えるんですけど、これは車で来ている人にお酒を勧めないという発想なんでしょうね。きっと。

次に思ったことは観客席とグラウンドがかなり近い事。これはファンサービスの一環でより身近にプレイを感じてもらうためらしい。また、ファンサービスという点では日本よりもかなり進んでいる。

そして何より驚いたのが「ホーム」と「アウェイ」の迫力の違いだ。アウェイのチームを応援する人はゼロに等しい。それこそ、アウェイの選手の応援をすると殺されるんじゃないかという一種の緊張感すら漂っている状態(笑)<私だけかも。

事実、ホームのチームがナイスプレイをすると、既に勝ったかのような大騒ぎですが、相手チームの攻撃に対してはかなり無関心。日本だと誰がホームランを打ってもホームランボールを欲しがるものですが、アウェイのチームのホームランボールはゴミのようにグラウンドに投げ返され、点数が入ろうがナイスプレイをしようが何事もなかったかのように淡々とゲームを見ています。時々ブーイングはするけど。

応援のないプレッシャー。これはやっぱりかなりすごいものがあるんじゃないでしょうか。アウェイで勝つっていうことは大変なんだなってかなり思いました。そして現在、日本人選手が何人も活躍していますがこの雰囲気の中でやっているんだからやっぱりそうとう苦労してるんだろうなーと思ったりしました。