みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

マウンテンx2。

上司が通りかかって『なんか寒いよね?』と仕事中の私たちに声を架けてきた。
特に深い意味はなかったハズだが、なぜか周りの後輩たちの反応が薄く、上司は肩透かしを食らった感じでトボトボと去っていった。
その後、
『そもそもなんて返事したらいいのか判んないんですけど』
と言われた。いや、なんてって。別に難しい質問でもないんだけど・・・。

とりあえず、特に深い考えも無くノリで、『そういう時はとりあえず "超・ベリー・寒い" で、"チョベリサ" とか言っておけばいいんだよ』とか適当な事を答えると、『な、なんでそんな言葉知ってるんですか。使ってたんですか?!』と言われた。
いや、使ってないけどそれぐらいは知ってるだろう。『MK5=マジでキレる5秒前』もその頃でしょ?たしか。
ふと、思った。
その頃から今でも『言葉を短くする』という流行は何気に続いている。例を挙げるとキリが無い訳だが、ネットのスラングの『mjd』(マジで?!)とかもその流れの1つだろう。*1 *2
だが、私たちが子供の頃は、『言葉を無駄に長くする』というのが流行っていた。インターネットも無く、世界は自分の身の周りだけだと思っていたあの頃なので『日本中の流行だったか』は判ろうハズはないが、いずれにせよそういう事が私たちの中では流行していた。
その内の1つ。
『マウンテン・マウンテン』
意味は、『ヤマヤマ』。『あ〜、そうしたいのはヤマヤマなんですが・・・』というときに使うあの『ヤマヤマ』。そのものずばり入れ替えて使っていた。
例えば、
『アフター・ザ・カーニバル』
意味は、『後の祭り』。いや、むしろ『"祭りの後" だろうそれは』という気がするが、そんなことは気にしない。
いわゆる『言葉遊び』の1つとして、そういう『日本語⇒英語』の無理矢理変換によって長くするというのが流行っていた。
そう。今の時代と全く逆方向の表現の仕方をしている。
これは、面白い変化だ・・・と思う。*3

*1:他にも、mjsk = "マジすか"もあり。

*2:"SGI"は"凄い!"です。ひだまりスケッチ的に。

*3:今の時代、表現する言葉が短くなっている事の一番の要因は、パソコンや携帯電話の普及により、ローマ字入力方式や、かなめくり入力方式、T9入力方式などが一般化し、チャットや掲示板などで"速さ"が求められている背景があることは想像に難くないが確証は無い。いわゆる、"おまはや"。過去記事⇒id:kenbot3:20080608:1212905118