みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

隣の柿は。

去年も同じような事を書いた*1が、家の最寄のバス停には柿の木がある。いや、正確には近くの民家の柿の木なだけだけど。
色づきはまだ中途半端で、まだあと1週間ぐらいかな?と言った所。もう少し奥の木はまだまだ青くて、あと2〜3週間ぐらいって感じだった。

柿の木にはちょっと想い出があって、子供の頃に住んでいた社宅の敷地内に大きな柿の木があった。柿の木は滑るから上るな!と大人には良く注意されたが、それでも頻繁に登って遊んでいた。落ちたて大きな怪我をしたことは無いが、擦り傷きり傷はもう日常茶飯事だった。
この柿の木は渋柿で、基本的には食べられたものじゃなかったんだけど、母親はそれを米びつに入れて渋を取ってくれていた。が、大抵は待ちきれずに渋いままチャレンジして失敗していたような気がする。
いま、米びつは計量米びつ(ハイザー)と呼ばれる物が主流になり、米びつに渋柿を保存するという習慣は殆ど聞かない。そもそも、柿を植えている家庭も少なくなってきた。
いつのまにか、柿は良く食べる果物から、滅多に食べない珍しい果物に昇格していた。
昇格と呼べるのかは良く判らないが。

*1:近所の柿:過去記事⇒id:kenbot3:20071102:1193958711