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高級ドーナッツ路線

ミスタードーナッツが「高級路線の店舗」を新しく始めるらしい。

渋谷に「ミスタードーナツ」高価格帯メニューの新業態1号店

 ドーナツチェーン「ミスタードーナツ」を運営するダスキン(本社=大阪市)は3月6日、渋谷に高価格帯のドーナツを提供する新業態店を出店すると発表した。

既存店にない「高級感」を打ち出し、「落ち着いた内装」を採用。カフェスタイルの訴求を狙い店内飲食に比重を置くという。主力メニューは「プレミアムドーナツ」、焼き菓子、総菜パイの3種類。ドーナツは小麦やコーティング類に高級食材を用い、焼き菓子は「ヘルシー感」のある商品を一から開発する。食事メニューの総菜パイは、イタリアのデリをイメージ。コーヒーは、非営利環境保護団体認証のコーヒーを中心に、レギュラー、カフェラテなどのメニューを充実させるという。

 ドーナツの中心価格帯は、従来に比べ80円〜120円ほど高い180円〜250円を想定。

(かなり意図的に改変・抜粋)

  • シブヤ経済新聞
    • http://www.shibukei.com/headline/4123/index.html

従来に比べて80〜120円ほど高いとか言っているが、それって単純に2倍になっているんじゃ?という気がする。今時のファーストフードの高級路線化の流れの中では不思議はない値段だけれども。

しかし、そもそもドーナッツというのは「家庭的料理の一つ」であり、高級路線というのははたしてどうなんだろうと思う。むしろ、「懐かしさ」の様なものを感じつつ食べているような所もある。もの珍しいというよりも、『あ、なんか食べたくない?』という感じで食べるものなのではないだろうか、ドーナッツって。


昨今、日本に外資系のドーナッツ・チェーン店が相次いでやって来ている中で、対抗策として打ち出している新施策であることは判るんだけど、なんか安易過ぎる気がして少し不安を覚える。

むしろ、ミスドの定番系ドーナッツを他のファーストフード店やコーヒーチェーン店などに提供する形で販路拡大を狙った方が良いのではないだろうか。それがふと沸き起こる『あ、なんかアレ食べたい』需要に繋がるのではないだろうか。*1

*1:ドーナッツは作り置きをしませんっていうポリシーみたいなのはあるだろうけれども。