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合言葉はSite Seeing

情報の鮮度

『新しい情報』と『古い情報』。
私たちにとって大切なのはどちらの情報なのだろうか。

数時間、数分おきにニュースが更新され、私達は日々新しい情報を手に入れられる環境にいる。どんどん新しい情報が溢れてきて、それを追っている内に、古い情報に割く時間がどんどん減ってきている。

新しい情報には『鮮度』という価値がある。そこは間違っていない。でも、古い情報にも価値がある。決して、『見なくて良いもの』『知らなくて良いもの』ではない。

新しい情報を集める日々を送り、他の人の知らない情報を得ようと躍起になる。だが、それを誰もがするようになれば、先にあるのは『同じ情報源』であり、同じタイミングでの情報収集となる。そこに『鮮度という価値』は存在しなくなる。


『そういえば奥さん、昨日のあの番組見ました?』

こんな会話をしている内は大丈夫かもしれない。でも、本当の意味で価値のある情報は、鮮度に依存しないハズではないのではないか?と考える。