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FAX−350CL

先日、電話機を買い換えた。前に使っていたメーカーがどこの何なのかはあえて書かないが、両親の夫婦喧嘩の一因となっていたからだ。

その主たる原因は3つ。

  • 音が良く途切れた(聞き取りづらい)
  • FAXが勝手に取ってしまう
  • デカくてリビングに本体を置けない

だった。電話をあまりかけない父親には特に不便に感じないことばかりである。そして、これらは故障という訳ではないので「買い換えるなんて勿体無い!」と断固として反対し続けてきたのである。

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とはいえ、もう何年もそんなことを繰り返しているので、いっそのこと買い換えてくださいと父親を説得して無理やり電気屋さんに連れて行った。で、買ってきたのがコレ。「ブラザー FAX−350CL」だ。

決め手は「見るだけ受信」

さて、一番の決め手は「見るだけ受信」。受信したFAXを画像として液晶だけで確認が出来るという事だった。実は普通紙FAXは父親が嫌がったのだ。理由は「紙はともかく、カートリッジが高いし、買い替えが面倒くさい」という事だった。一理ある。以前使っていた機種は古いので感熱紙のロールタイプだった。アレはアレで便利だが、保存が利かないしイマイチ安っぽさ感が強かった。それに紙切れの時に結果的に受信できなかった。

だが、この機種の場合はとりあえず受信しておき、液晶で確認の上で必要なら印刷という形が出来る。コレだと父親が嫌がっていたカートリッジ交換も最小限に抑えられ、むしろ安上がりじゃん?という話になったのだ。他のエントリーモデルの機種に比べ、明らかに見やすく大きな液晶はなかなかに印象強かった。もちろん、カラーではないし、他の高級機に比べればインパクトは弱いんだろうが、そんな高級機にしてしまうと値段が3倍に跳ね上がってしまうワケで、それじゃ本末転倒だ。

見やすい液晶&文字

結局は使うのは既に定年を迎えた両親がメインである。という事で、小さい画面や文字というのはもう困ってしまうらしい。この機種はFAXの画像も確認できるほどの大きさの液晶を備えているだけでなく、ココに表示する電話帳の文字の大きさを3段階から選べる。1件、3件、5件表示である。

そこで両親に「どれがいい?」と聞いたら「1件」と答えた。というワケで、最大サイズで表示しているワケだが、これがかなり見やすくていい。むしろ「今出ている所にかけます」という明確な表示となって間違いが少ない。結局、両親の場合は登録する電話番号も家族と親戚ぐらいなワケで、何十件も登録する訳ではないからだ。

ついでに言うが、漢字の入力が出来る。そして、それの入力方式は携帯電話と同じである。コレに関しては、父親よりも母親の方が覚えが早かった。ま、普段から使っているしね。携帯。

子機への電話帳転送

これに関しては買ってから知ったんだけど、親機で登録した電話帳をそのまま子機に転送できる。一挙に全件というワケではないんだけど、1件1件転送できる。でも、親機と子機で電話帳を共有できるという点は結構便利だ。1箇所登録すればいいんだし。

ただし、子機の液晶は漢字が表示できない。「カナ」だけなのでそのあたりは「判り易いカナ名」の入力を心がけたい。ついでに言うと、親機でカナ名を変更すると、子機に転送した際に別データとして登録されてしまうようだ。ま、全件転送という訳じゃないし、必要なデータだけ転送すれば言いだけの話だから重要な話じゃないけど、ちょっと気になった。

目覚まし機能

これまた買ってから気が付いたんだが、目覚まし機能が付いていた。ぶっちゃけ「モーニングコール機能」だ。しかも、曜日を指定したり3つまで登録できたりと意外と親切だ。もちろん、液晶でピッピと設定できるので簡単に出来るし。

目覚ましだと起きないけど、電話だと起きるという人にはむしろいいかもしれない(笑)

なぜか「パンダ」

でかい液晶画面は普段は時計として時間が出ているんだが、脇には何故か「パンダ」が表示されている。めちゃんこかわいい!というワケでもなければ、うざいというワケでもなく、中途半端なぐらいのかわいさだ。このパンダは何者なんだろう。

なお、別にアニメーションする訳ではないが、日によって仕草をいろいろと変えている(ちなみに今は金魚すくい)事を考えると、季節や日にちによっていろいろと変化するように設定されているようだ。

まだ、記念日的な日にちにはなっていないので確認してはいないが、正月やクリスマス、体育の日とかは変わるのかもしれない。楽しみだ。

で、なんでパンダなんだろう。謎は謎。

あえて言うなら

親機の外部スピーカーは最大音量にすると、ちょっと割れ気味になる。仕方がないのかもしれないけど。無論、受話器で通話するのはかなりクリアで、当初の問題点である「聞き取りづらさ」がクリア出来ていたので母親はかなり満足していた。

あと着信ボイスは微妙な物が多かった。というのもギャグなのか真面目なのか判らないものが多いのだ。具体的な例を挙げれば「ダンディーなパパだよ」とか「セクシーなママよ」という着信ボイスはどうなんだろうと思う。あと、ネコの泣き声はあるのに犬の鳴き声がないのは少し寂しい。

あと、省エネの為なんだと思うが、液晶画面のバックライトが消えるのがやたらと早い。あと5秒ぐらいは待って欲しいと思うことがある。えーと?と悩んでいる間に暗くなってしまう。私でも暗いと思うことがあるので、やはりこの辺りはもう少し待って欲しい。

関連することだが、留守番ボタンが青色でキレイなのはとても気に入っているが、これ以外のボタンが暗いままなのはちょっと寂しい。携帯電話でも光るんだから、やっぱり光って欲しかったかと。まぁ、受話と発信だけなら他のボタンが見れなくても何とかなることはなるんだけど。寂しい、かな。

さいごに

なお、本体がかなり小型なのもありがたい。今ではリビングのサイドテーブルの上に置いてある。どうやら母親的には子機よりも親機の方が気に入ったようだ。普通紙を入れておくケースが背が高くてちょっと邪魔な感じもするが、紙が反れたりホコリを被らないようにカバー付きになっている所は親切だと思う。それに、本気で邪魔なら普段は外しておいて、「みるだけ受信」で対応するという事も出来なくは無いかもしれない。

おかげで電話機によるトラブルもなくなった。ナンバーディスプレイにも対応しているおかげで、今までFAXが勝手に取ってしまっていた「誰だか判らない電話」もちゃんと判るようになったし、何より安心感があるようだ。買ってからこっち、今の所電話機による両親のトラブルはない。とても助かっている。



・・・と、いうワケで、これをもって「Amazonギフト券欲しい!」と宣言したいと思います。一回やればもういいんだよね?