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カジュアル・デー

うちの会社は金曜日がいわゆる「カジュアル・デー」だ。ハメを外していなければというあいまいな定義で私服が許容されている。でも、基本的に休日出勤を除いて私は私服で会社に来たことがない。それは何故か。制服が好きだからだ。

・・・はい!そこの人!いくら私が「制服が好き」って言ったからって、「やだ〜、コスプレが好きなのね」とか「制服マニアよきっと」とか勘違いしないで頂きたい。まぁ、それについては別途考えさせていただきますが(考えるなよ)、そういう意味じゃありません。私服のコーディネートを考えるより、スーツで会社に来た方が面倒がなくて楽だからだ。


思い返せば学生時代から私服よりも制服の方が好きだった。今時の女子高生みたいにデートも土日もいつも制服で〜すという程ではなかったが、それでも制服を着ているのはなんとなく好きだった。というより楽だったのだ。

そんな私の制服好きを友人が知っていたのかは判らないが、中学の時にある事件が起きた。というより起こされた。卒業式も間近なある日、卒業遠足の様なもので遊園地に遊びに行くことになったのだが、この打ち合わせの時間に机に突っ伏して寝ていた私は着ていく服のことを聞き逃してしまったのだ。で、家に帰ってから急に心配になって友人に電話をかけた。すると答えはこうだった。

「バカだなぁ。学生としていくんだから制服に決まってるだろう?」

翌日、制服で現れた学生は1人だけだった。そして、その遊園地のアイススケート場で学生服で滑っていたのも1人だけだった。


卒業アルバムにも載ってしまっている、今でもちょっと苦い想い出である。それでも制服の方が楽。
なんとなく自分が様になっている気がするのだ。勘違いなんだろうケド。