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ブレイド2

ブレイド 2 ― コレクターズ・エディション [DVD]
以前、1作目*1については書いた。劇場では3作目もやっていると思うけど、この度2作目を見る事が出来たから喜んで書いてみたい。やっぱ面白いよ。これ。

前作を知らないとヴァンパイアと主人公の関係、主人公と友人のおじいさんの関係とかがサッパリ判らないので、導入としてはいまいちアレかな?とは思う。その辺りは続編の宿命ともいえる部分なんだろう。でも、今回注目すべきは新しい敵である「リーパーズ」の登場だ。

ヴァンパイア・ハンターであるブレイドと敵対しているはずのヴァンパイア族だったが、突然変異的に「リーパーズ」という新種が生まれてしまった。彼らは人間だけではなく、ヴァンパイアの血までも吸い尽くし、異常な程に血を欲しがる為に驚異的な勢いで繁殖を続けているという。このままではヴァンパイアも人間もリーパーズによって絶滅しかねない。一刻を争う状況に、ヴァンパイア達はブレイドに協力を求めた。一緒にリーパーズを退治してくれ、と。リーパーズとは何ものなのか。そして、果たしてブレイドは協力を受け入れるのだろうか。。。


アクションに関しては前作の方が洗練しているかもしれない。でも、派手さが増した分と、戦い方が1対多から多対多(比率は違うけど)に変わっている所が見ものとしてある。さらに言えば、リーパーズはヴァンパイアと異なる種族に変異しているので、従来の攻撃が通用しない。その辺りで前作とは違うアクションに昇華している感じがちょっと面白い。

ヴァンパイアがモンスターとはいえ貴族であるのに対し、リーパーズはゾンビの様な感じだ。なんていうかもっと血生臭い感じなのだ。だから前作と今作ではかなり違った印象で戦いを見る事が出来るんだと思う。ブレイドかっちょえ〜!的な1作目に対し、リーパーズおっかねぇ〜って感じで。

難を言えば登場人物が多くなった分、やはり主人公であるブレイドのインパクトは弱かったかもしれない。決して目立っていない訳ではない。もちろん全体を通して主人公は張っている。アクションもカッコイイし、ラストはブレイドっぽくていい。


この映画はアクションと世界観を楽しむものである。だからやっぱりいきなり2ではなく1から順番に見てもらいたい。続けてみてなんかガッカリ・・・ってことはないと思う。3も期待しちゃっていいんだろうか。ドキワク。

*1:ブレイド:過去記事→id:kenbot3:20050321