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ファイト・クラブ

ファイト・クラブ [DVD]
この日記を書き始めた当初から、機会があれば書いてやろうと思っていた作品。ブラッド・ピットが出ているという事でかなり気合を入れて観た(なぜ?)んだが、見終わった後に呆然とした。え、そういうこと?って。そして、しばらくの間、どういうこと?と悩み続けた。それは納得がいかないという気持ちもありながら、納得できそうなストーリーになんだかやられた気がしたのだった。

この映画、単純に言えば「二人の男の物語」である。
気の弱く、あまり積極的とはいえない青年と、チンピラの様に掴み所がなく強引だがどこか魅力的な男との友情の物語だ。もう、最初から最後まで、全く目が離せない迫力とシーンの連続である。なにより、武器が「基本的に拳だけ」「強さは腕のみ」という暑苦しさがまた、何ともいえない雰囲気を生み出している。

見た事がない人にはこれ以上の情報は出さず、どういう映画かはナイショにしておきたいと思う。この映画に関しては間違いなく「ネタバレ厳禁」だと思う。ハッキリ言って、それを知ってしまうと楽しみの半分は失われてしまう気がしたからだ。

何はともあれこの映画、ラストに辿り着いたところで、私もまるでファイトクラブに参加した後かの様に、ガツンと殴られたような気分に陥った。とても衝撃的でヤバイぐらいに倒した相手をカッコイイと感じながら。