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PERFECT BLUE

PERFECT BLUE [DVD]
もう、かなり昔に見たので細かいところは書けないと思うので、やっぱりサボって省略していきたいと思いますが、サスペンスとしてもなかなかよく出来ていたと思う。

最初から一気にテンション高く盛り上げるハリウッド的な映画の作りとは違い、淡々とアイドルの、芸能界の苦悩に満ちた裏側を見せている部分があり、いわゆる「アイドル・オタク」な方たち表現も生々しいので、ちょっと「面白くないな〜」と最初は感じていたが、主人公がアイドルから女優を目指していく辺りからだんだんと内容に深みが出てきて面白くなってくる。そして、最初に感じた "面白くない部分" が、実は必要な物だったのだと判ってきたのだった。

もともとはアニメではなく実写で作ろうと思った作品だったらしいが、それを知った時には「アニメの方が向いていたんじゃない?」と感じた。特にその映像表現手法。実写で作るんならCG等でごまかさなければいけない部分も、最初からアニメなので自然に表現できる。見た目の怖さも実写だと限界があるが、アニメでは極端な表現も許される。ちょっと敬遠されがちなアニメだったが、十分に楽しめた作品だった。

機会があったら、もう一回見てもいいかもしれない。