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三食同巡(サンショクドウジュン)

一般に、人間は一日に「3回食事を取る」のが理想といわれている。言うまでもないが、朝・昼・晩だ。晩の変わりに夜の人もいるか。だからといって、3食分毎回作る人はそうはいないのは判っている。そんなマメな人が居るとすれば、それはかなりの料理人だ。マニアと言ってもいい。

一般に、人間は一日に「30品目取る」のが理想といわれている。最近では食べ過ぎを懸念して厚生労働省は「別に30品目にこだわる必要はない」と述べているようだが、それはそれとして目安としていろんな種類の食べ物を食べるといいのは事実だ。


ふと自分の食生活を振り返ってみた。やたらとメニューが偏っている事に気が付いた。一日3食、同じ物を食べている事も少なくない。朝食を食べない事もあるので2食の事もあるが、それでも同じ物を食べている事に違いは無い。

具体的な話にしよう。

我が家の場合、お昼ごはんはお弁当だ。このお弁当のおかずはいつ作るのかというと、基本的に前日の夕食の余りだ。それで足りない場合にお弁当用におかずが作られる。しかし、お弁当用に作ったおかずがあまる訳で、これはその日の夕ご飯にまわされる。もし、朝食を食べる場合にもこれらが登場する事になる。違いがあるとすれば「味噌汁が付くか付かないか」ぐらいなモノだ。吉野家で食べるか、松屋で食べるかの違いみたいな物だ。牛丼には違いは無い。

さらに困った事に違うメニューでも同じ素材が使われる事が多い。キャベツとお肉の炒め物があった時は、キャベツのスープが出てきたり、サツマイモの味噌汁が出てきたときは、サツマイモの炊き込みご飯が登場したりする。強烈なのは大根で、バリエーションが豊からしく「大根の味噌汁」と「大根の浅漬け」と「大根のサラダ」と「大根の煮物」と「大根おろしとなめたけを乗せた豆腐」とご飯も含めて全部真っ白、頭の中も真っ白!って感じのメニューになる事もある。いつも「全部1品目ジャン!」とか突っ込みを入れたくなるんだが、過去何度か入れた結果、現在ではそれは禁句となっている。

コンビニでご飯を食べると栄養が偏ると一般的には懸念されている。
材料が余り気味になる場合、家庭料理であっても同じ事だ。コンビニに限定する必要はない。