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ブルドッグ

ブルドッグ [DVD]
タイトル的には良く判らないが、簡単に説明すると「麻薬捜査官が復讐に燃えて暴れる」話だ。

といっても、コレだけじゃ自分でも思い出せないぐらい説明が簡単すぎる気がするので、もう少し自分のために書いてみることにする。

この映画の主人公、ショーン(ヴィン・ディーゼル)は7年にも及ぶ地道な捜査の末、メモ・ルセロ(ジーノ・シルバ)が統治する最大規模の麻薬組織の摘発に成功する。しかし、ルセロの居なくなった麻薬市場は統制が崩れ混沌とし、争いが激化し始めた。中でも残忍な手口で逆らう物は全て殺す謎の存在「ディアブロ」により、ショーンは最愛の妻を失ってしまうことに。

果たして、ディアブロとは誰なのか。復習の怒りに燃えたショーンの捜査は暴走を始めるのだった。


・・・って感じか。ま、こんな所だろう。
面白かったか?と聞かれれば面白かったと思う。
でも、「妻の仇討ち」なんて内容は、ありがちな感じは否めないし、派手なアクションがあると言っても、こりゃスゲェ!と絶賛するようなポイントはあまりない。そもそも、なんでアメリカ人って「家族の仇討ちなら何をやってもいい」という感じのストーリーが多いんだろう。どうかんがえてもそれは犯罪だろう?いや戦争だろう?というのもサラリと映画化する。

日本の江戸時代には「仇討ち」は幕府が正式に認めていたが、ちゃんと手続きを取る必要があったし、あくまでも現代の話じゃない。家族を殺された人の怒りというのは判らなくはないが、実際の事件として復讐劇っていうのはそうは起きないんだから、よく考えるとリアリティー的にはどうか?と思う。でもまぁ、映画なんだから別にいいんだけど。

仇討ちをメインとした「復讐劇」という点で、面白いな〜と思ったのは「友人の存在」だった。この手の映画の場合は「主人公の暴走」で始まり、「誰にも止められない」で終わる。普通は誰にも理解されないため一人で黙々と*1復讐を行なうというのが多い中で、友人という協力者の存在が少なからず居る事が特徴的だと思う。

ちなみにタイトルの「ブルドッグ」は、あまり意味が無いんじゃないか?と思った。サブタイトルには「噛みついたら、離さない。」とかなっていた気もするんだけど、コレは後からつけたもんだろう?と思った。むしろ、単純に監督だか誰かが「犬が好き」なだけなんじゃないだろうか?と思った。実は、映画を見ていて思った。犬がちょこちょこ登場します。絶対、犬好きだって。狙ってるもん。

そんなことはともかく、 ラストは「予想通り」な終わり方でした。個人的には。

正月に見た映画はこんなもんだったかな?意外に見なかったな。

*1:大抵はハデなアクション映画なんだから「黙々と」では無い気がすることはするんだが。