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ゲロッパ

ゲロッパ ! GET UP スペシャル・エディション [DVD]
もし、「日本の俳優で好きな人を3人上げてください」と質問されたら、私の場合はその中の一人に「西田敏行」は必ず入ると思う。自分の記憶を掻き回せば、古くは「西遊記」の猪八戒役や、「池中玄田80キロ」なんかに辿り着くが、その個性的なキャラクターは今なお脳裏に強く焼きついている。

そしてそれらのキャラクターのイメージに、今の西田敏行と入れ替えたとしても、なんの違和感も無く置き換える事が出来るという点でも、不思議な魅力を感じるとても好きな俳優の一人だ。


さて、「ゲロッパ」。その西田敏行が主人公な訳で、私が見る映画の中では珍しく邦画だ。しかも、なんとなくヤバげな印象を与えるタイトルだが、実は「Get Up!」と書いて「ゲロッパ」と読む。空耳的なタイトルなのだ。

内容を簡単に紹介する。
西田敏行は、とある暴力団の組長だ。刑務所への服役(収監)が3日後に控えており、自分の部下の組員達のことを考えて組の解散を決意する。しかし、年齢的にまたシャバに出てこれるか判らない自分の事を考え、どうしてもやりたい事があった。それはもう20年以上も音信不通のままの娘に会うことだった。その事を誰に告げることなく、胸の内に秘めたままの組長に、組員達は一念発起する。組長の大好きなジェームズ・ブラウンを誘拐し、組長の為にコンサートを開こう!と。

父が自分と母を捨てたと思い嫌う娘役に常盤貴子が熱演。昔に比べたらちょっと垢抜けた感じかな?と思った。

率直な感想として、日本のドラマ的なドタバタ・コメディーなので、映画館で見るかどうかは別として、ネタ的に面白かった作品だな〜と感じた。まぁ、私が西田敏行好きで、評価が高めになってしまうことは少し差っぴいて見て欲しいけれども。

何より、出てくる役者さんたちが主役・脇役・チョイ役含めて、いろいろと知っている人が出るのも日本映画のいいところかもしれない。単純なストーリーと展開に、身構えないで見る・・・ってのが一番かもしれませんね〜。


久しぶりに楽しい邦画を見ました。よかった、よかった。