DAZEと姪っ子
GW頃の話。大体一月前の話。
実家に帰っていた時に、同じく実家に遊びに来ていた姪っ子達の相手をするのにVitaは非常に楽だった。まぁ、その分、自分でゲームをする時間は少なかったんだけど。
一番楽だったのは動画が再生できること。
パソコンから事前に送っておいた動画は、画面の大きさこそテレビには及ばないが、姪っ子達が並んで見るには十分な大きさで、むしろ私の両親(おじいちゃんとおばあちゃん)はテレビが占有されなかったことを非常に喜んでいた。
ま、その話はまた分館の方になんかしら書くとして、数々の体験版も含めて一番大喜びしていたのは、意外にも「GRAVITY DAZE」だった。意外というのはあくまでも私の感覚として。
というのも、GRAVITY DAZEは対象年齢は中学生ぐらいかなーと思っていたから。世界設定や難易度的な意味で。操作も数こそ多くはないがタッチ操作を含めた組み合わせが結構あるので、覚えるの難しいかな?と思っていたので。
でも、そんなことなかった。小学校の中学年、高学年では全く問題なく「遊んで」いた。
といっても、ストーリーはどうでもよかったらしい。というか、そういうのではなく、「箱庭的なことが出来る」という事を非常に楽しんでいた。
樽を持ち上げたり、投げたり、壊したり。看板や消火栓、街頭などを壊したり。
街の人を追いかけてキャーキャー言われたり、警察に笛を吹かれて、犬に吠えられて。
なんか、そういうのがすごく楽しかったらしい。
最初、ジェムを集めるのが、重力操作で空を自由自在に飛べるのがおもしろいかも?と思って、そういう遊びを提案したんだけど、それ以上に箱庭なのが本当に楽しかったらしく、点数が出るワケでも、何かイベントがあるワケでもないのに、ひたすら思いつくままに移動して、思いつくままにいろんなものを壊してた。飛ぶというより、地面をひたすら走り回っていた。
チャレンジミッションでネイビィと戦ったり、レースができるのを教えても、そういうのは興味が無いみたいだった。「そういうのはおじさんがやって見せて」といわれて、見せると満足したのか、渡すとまた走り回っていた。
そういうのを見ると、楽しさは自分で見つけるものなんだよな、とホンキで思うのだった。