マスク・オブ・ゾロ
休出更新。今、映画を見に行くんならたぶん「レジェンド・オブ・ゾロ」を選ぶと思う。私の今の状況を救えるのは彼しかいないわ!って気分ってこともあるんだけど、それ以前に後腐れのないパーッ!としたストーリーでスッキリしたいという気持ちの方が強い。
そんなワケで、今まで書いていなかった前作「マスク・オブ・ゾロ」について今日は勢いに任せて書いておきたい。仕事?はちょっと横においておいて。
この手の映画は映画館で見るのがやっぱりいいと思う。手に汗握るアクションシーン、勧善懲悪型の単純明快なストーリー、お色気程度のロマンチックなラブシーンと、年齢問わずに楽しめるこれぞまさにエンターテイメント!だと思う。見終わった後にやっぱり爽快感があるのは何よりも大切なポイントだ。
ストーリーはあえて語る必要はないかもしれない。民衆の味方の怪傑ゾロの活躍劇であり、それ以上の複雑な要素は全く無いからである。しかし、無いからといってそれはお話に深みが無いという訳ではない。この作品においてはゾロの世代交代である「誕生の秘話」がある。これは「正義感と努力があれば誰でもゾロになれる」と説いており、特別な人ではないということをアピールしていると思う。こういうの大事。夢を与えなくちゃね。見ている人に。*1
それと、徹底的な悪役の非道っぷりも大事である。この映画の場合は「残虐シーン」こそないけれども、民衆に対する無茶な仕打ちはなかなかのものだ。とはいえ、もう少しひどくてもいいかもしれない。いや、もっと「だめだこりゃ」的に「バカ」な方が見ているこちらは気持ちいいかもしれない。
特に娘(キャサリン・ゼタ=ジョーンズ)は生みの親と育ての親が違う訳だけれども、そこまであっさり育ての親を捨てられるんですか?と。娘に対してはそんなにひどいお父さんだったとも思えないんだけれども。そもそもお母さんを殺したのも本人じゃないし。部下の手違いだし。*2
所で、そもそも取引をしようとしてた将軍(こいつも悪者だと思うんだけど)はあの現場にいなかったわけだから退治してなくて「悪者一掃!」とはいかなかったハズなんだけど、その辺りはどうなんだろう。というか、そいつらとの戦いが「レジェンド〜」の方の話なんだろうか。あぁ、やっぱり見てみたい。うずうず。
話は変わるけど、オープニングとエンディングの「Z」の文字を書くシーンは、なんとなく「バットマン」を髣髴させるんだが、どちらがどちらかを意識しているとかそういうのはあるんだろうか。ま、別にどうでもいいんだけど。