茄子 アンダルシアの夏
深夜更新。っていうか、今日も帰るのあきらめました。で、ただいま01時過ぎ。アンダルシア時間だと何時ごろだろうか。
昼夜逆転しているからそのまま一気に春夏も逆転させてみましたが、よく考えるとアンダルシア(スペイン)も北半球だから冬は冬なのか。ちっ、選択をミスったぜ。
実はこの映画が公開されたとき、「茄子」の意味が判らなかった。ポスターを見た時に女性の名前だと思ったのだ。でもよく見ると「ナス」。まちがいナス。で、どうしてもそれが気になって見たくて見たくて仕方が無かった。。。
という不純な動機で見たものだから素直じゃない感想になってしまったかもしれないが、面白かった反面、ちょっと物足りなかった。
何が物足りなかったかというと、「説明力」である。主人公がレースに打ち込む理由は「兄に裏切られた」という心の問題である。好きだった女性を、自分が兵役に出ている間に取られてしまった。全く持ってフェアじゃない!という気持ちから、その傍から逃げ出したと。その辺りの下りは納得できる反面、主人公の気持ちがいまいち伝わりにくい。時間が足りなかったことで、主人公と女性のつながりの部分がとても弱く感じるのだ。もっと(兄と一緒でかまわないから)2人のつながりを見せて欲しかった。でないと、どれほど彼女のことが好きだったのかが判らない。
もうひとつ、レース中に淡々と会話を続ける解説者たちがいるんだけど、彼らの会話がいまいち頭に入らない。臨場感というものがなんとなくかけている。これは敢えてそうしているのかもしれないけど、レースの盛り上がりに比べて淡白すぎる気がした。
でも、1時間足らずの映画という点では比較的ライトに見られるし、なにより自転車レースというあまりTVでは見ないレースの雰囲気を楽しむことが出来る。それこそ、100台以上の自転車が疾走するさまは結構圧巻で、この点に関しては迫力があって面白かった。*1
で、「茄子の意味が判ったか?」と言われても、今でも判ったとはいえないかもしれない。まぁ、たぶんそういうことだろうってレベルではわかったんだけど。*2