姪とVOCALOID。(2)
昨日書いた記事の続き。
姪っ子たちがVOCALOIDに詳しくなったことは、私としてはちょっとうれしいことだし、私が教えていないことを姪っ子たちが友達などから情報として自主的に集めているということが判ったことも非常に興味深いことだと思った。
好奇心に勝るものはない。
これは、持論。
ただ、VOCALOIDを取り巻く環境というか背景はちょっと複雑で、小学生な姪っ子たちにはちょっと難しすぎる。
具体的には会社の違いや亜種と呼ばれる違いが理解できないというか。特にゲームや商業ベースの商品展開の中で、出れるキャラクターと出れないキャラクターの違いが判らないというか。
話が少し変わるが、姪っ子たちには以前シールをたくさんもらった。より正確に言えば、姪っ子たちが好きなシールを私の携帯などに(本人たちは好意で)貼ってくれた。
これは、子供の特有ともいえる「自分の好きなものは相手も好きになる」という思い込みから来ているもので、そこに出し惜しみはないし、好きなものを好きと素直に言える純粋さとともに存在する貴重な時期だ。ある程度大人になると素直になれなくて相手の出方を見るようになるので、こういうことはしなくなる。
姪っ子もだいぶ大きくはなってきたものの、まだまだ子供。好きなものは好きとハッキリという。
そんな中で、やはりどうしても理解が進まないのは、この辺りのことらしい。
一応気を使ってキャラクター名は出さないようにするけど、この辺りはどうしても理解が出来ないらしい。
そして『会社が違うから』と説明しても『一緒に歌っている動画たくさんあるじゃん!』(だからダメな理由がわからない)となる。その動画(歌)を作っているのは会社じゃなくてファンである個人だからということは理解はしているんだけど、だからこそ仲良くどこででも一緒に歌って欲しいらしい。
難しい問題だよね。大人の事情が絡む話だし。
今、この辺りをうまく説明できないか考えている。
「学校でよく一緒に遊ぶ友達がいても、クラスが違ったら運動会や学芸会では一緒に行動できないでしょ?」
とか
「近所に仲が良い友達がいても、通っている学校が違ってたら日程が違うから遠足も社会科見学も一緒には行けないでしょ?」
とか。
ただ、これも微妙に違うというか。
子供は、自分が好きなキャラクターは応援したいと素直に思っている。
自分が好きなんだから他の人にも見て欲しいと思っている。
だから出てこないのが寂しいし、悲しいのだろう。
すごく良く判るだけに、この辺りをどうにか説明できないかと考えている。ウソをつかない方向で。