発汗生活(補)。
補足。
汗腺の多さと汗の多さ(多汗症とは別)について、誤解しそうな人がいる気がするので、なんとなく補足。
まず、先に結論を書くと『汗腺が多い方が汗は気にならない』である。
そして、『汗腺は多いほどいい』である。
日本のように四季があり、気温の変動が激しいのなら。
以下、説明。長いので折りたたみ。
人は。人は、生理現象として体の温度を下げようとする為に汗をかくワケだけど、汗腺が多かろうが少なかろうが、出る汗の量は基本的に同じと考えていていい。下げようとする温度(体温)は同じなのだから。
では、汗腺が少ないと何が起こるのか?デメリットだけを書く。
汗腺が少ないと?
- 体温調整が遅くなる
- 汗腺が一度に生成できる汗の量は基本的に変わらない
- 必要となる汗の量が出るまでに時間がかかる
- この為、余計に体温が上がって汗が出る量が増える
- 汗腺が働きすぎることで、汗の成分が変質しやすい
- 水分の多い汗から乳酸やミネラル分の多い汗に変わる
- 水分以外が多いことで汗が酸化してニオイを出しやすい
- 酸化した汗が肌に残り毛穴が汚れ汗疹にもなりやすい
- 体のミネラル分を余計に消費しやすい
- 汗染みができやすい
- 同じ汗腺から出る量が多くなる為、汗が粒になりやすい
- 同じ場所から出続け、気化しにくいので染みになりやすい
- ベタベタの汗になるので、洋服も汚れやすい
である。
なんとなく知っている範囲で。研究しているわけじゃないので、正確性はともかくとして。
逆に言えば、汗腺が多ければ体温調整は早くなるし、汗染みになりづらい。
なので、正直に言えば男性よりも
『汗腺を多くするのは女性の方にオススメ』
ということになる。
汗を出さない工夫や、汗を隠す努力をするよりも、汗が出る前提で体温調整をしやすい体を作る方が、汗で困ることも無いんだと、個人的には思っている。
ひと夏。いや、もう何年もエアコンをほとんど使わずに夏をすごしてきた感覚としては。洋服が汗でダメになったことはないし。
ちなみに、自分はむしろエアコンに負ける体質である。エアコンを使わない方が体調維持が楽という意味で。