みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

分散処理。

週末の話。全てを書くと長くなるんだけど、土曜日にモンハンを手に入れた。
日記なんだからその日に書けよ!という気もするが、twitterじゃないし。そこんところはどうでもいい。
とはいえ、今回の話はそれがメインではなく、その時に見た興味深い現象について。
やっぱり長くなるので、ここからは淡々と。

〜〜〜 たんたんと 〜〜〜

家の近所の量販店に、並ぶのはイヤだったが、何にも努力しないのもアレかなぁ〜と、開店時間ピッタリに着くように家を出た。到着、10時丁度ぐらい。
ポスターには『完売御礼。次回入荷未定』と書いてある。
一応、店員さんに聞いてみると、予約分だけで完売との事。予想通り。
駅を挟んで反対側にも量販店があるので、そちらにも足を運んでみる。
エスカレーターを降りてすぐに特設コーナーがあり、同様に『完売御礼』が書いてある。
一応、店員さんに聞いてみると、既に完売で在庫がないとの事。予想通り。

いつもの週末と違い、朝から買い物に来ているし、朝ごはんを抜いていたので、今日は珍しくどこかで朝食でも食べるか・・・と、滅多に行かない量が多い事で有名なハンバーガーショップに足を運ぶ。
モーニングセットのあるギリギリの時間だったので、それを頼みゆっくりと食す。
食べながら『これからどうするかなぁ〜。帰るのも面倒だなぁ〜』と考えていたら、ふと思い出したことがあった。
あ、あのDVDを買ってなかったなぁ。近所の方には売ってなかったから、もう一件の方に寄ってみるか。ここからは近いし。
と。何のDVDかはあえて書かない。映画だけど。
ハンバーガーショップで食べるにしてはゆっくりだったが、食べ終わってしまえば長居する理由も無くなるので、その足で2件目の量販店に足を運ぶ。11時丁度ぐらい。

〜〜〜 ここからが本題 〜〜〜

店舗の中で、エスカレーターに乗って売り場を目指していると、下から小学生ぐらいの集団(3人)が、エスカレーターを駆け足で上ってくる。
小声とはいえ、周りに十分聞こえる声で、『おい、早くしろ。急げ』とか言っている。明らかに、何かを目的として上っている。
私を追い抜いたかと思ったら、すぐ目の前の階で降りた。私の目的の階と同じ。
目の前のモンハンの特設コーナーの前に並び、
『おおっ!マジか!すげぇ。どこだ、どこだ』
『あっちだ。最後尾の札持ってる!』
と大騒ぎしている。
・・・あれ?さっき見たときは確かに『完売御礼』になっていたのに、確かに剥がされていた。
どうやら、私がハンバーガーショップで朝食を食べている間に入荷して販売再開となったようだ。

この一連の現象で面白いのは、この小学生の動き。

たぶん、先に情報を得た『誰か』がいて、その情報を元に『全員が集まった』という状況なのだろう。

少なくとも、私が10時過ぎに来たときには、その情報は無かった。店員も、不確定な情報を提供できないので、それは仕方がないとして、再開した(または再開の目処がたった)段階で、誰かがその情報を入手し、流したのだろう。

これも、一種の『分散型情報ネットワーク』と言える。

情報の収集や処理を分散して行い、得られた1つの情報をリアルタイムに共有することで、全体の効率化を図る事ができる。とてもいまさらな話だが、この分業によって彼らは仲間同士でモンハンを一気に手に入れられることになったのだろう。もしかすると、1時間や2時間後にはすっかり売り切れになっていた可能性もある中で、週末はきっと一緒に楽しんだに違いない。

私が子供の頃には出来なかった即時性の高い情報ネットワークがそこに、すでにある。翌日では遅い情報が有効的に。

これは、とても興味深い。


強いて問題点を挙げるならば、その情報源、情報網がなんだったのか?という所だ。情報を流した誰かが誰なのか。学校の友達とは限らないかもしれないという何か。そこは、私では推測しようもない。