今日じゃない吉野家での出来事。
前に書いたけど、自分は豚丼派になってしまったので、普通にそれを食べていた。後から来た６０代ぐらいの男性が、運ばれてきた牛丼を見てこう言った。
『オイ、ネェちゃん。これ、肉が少なくねぇか？』
その口調は穏やかだが、返答は一つしか期待していない事が判る。
突然の事で口吃る店員に、何かを言わせる間を与えずにこう続けた。
『いつもこんなだったか？違うだろうが。ご飯が見えているじゃネェか。これはヒドイんじゃネェか？』
いつも同じ事をやっているのだろう。怒りも戸惑いもなく、要求と喜びしかなかった。
