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合言葉はSite Seeing

ゲームへの理解。

いまさらな話だが、会社の人と話してたんで、まとめ。
『なんでゲームって理解されないんでしょうね』
と、唐突に相談された。相談というより、愚痴に近い。詳しくはかけないけど、ゲームをやりたいのに、ゲームが出来ない状態らしい。あぁ、至極、しごくよく判ります。私もそういう時代、あったから。
ゲームは、ゲームをやる人同士でしか理解されない。ゲームをやらない人にはなかなか理解されない。
ゲームセンターはともかく、いわゆる家庭用のゲームについては、例外を除いてとてもコストパフォーマンスが良いといえる。数千円で、数時間どころか、数十時間、数百時間遊ぶことも出来る。ゲーム機やTVなどの電気代を除けば、1時間辺りの出費は100円を切るケースも決して少なくない。他の娯楽に比べても明らかにコストは安い。
なのに。こんなにゲームは優れているのになぜ理解されないか。
単純な話、『効果』が見えないからである。

どんなに時間当たりのコストパフォーマンスが良いと言っても、使った時間に対するリターンとしての『効果』が見えないからである。ビジネス的に言うと、『費用対効果』という言葉になるだろうか。この場合の費用には、出費のお金だけではなく、時間も含まれる。そして、個人が楽しむという事以外の『効果』がない(見えない)ので、ゲームをしない人には理解されないものなのだと思う。
ゲームに効果を持たせた例が、『Wii Fit』だったりする。簡単に言えば。
言うまでも無く、ゲームは娯楽である。娯楽の効果は本来数字には表れない、個々の感情的なものでしかない。旅行が好きな人にとっては、旅行で得られる効果は計り知れないし、それが温泉だったり、料理だったり、釣りだったり、人それぞれだ。興味のない人にとっては、効果は無いんだから、比較する方が間違っている。
ゲームが理解されないんじゃなくて、趣味が理解されないだけの話。
ゲームとは関係ない、趣味全体としての話。そして、ゲームは単なる暇つぶしにしか見えない(時と場所が特別でなく、一見どこでも出来そうであることがたぶん原因)事が根底にあるのかもしれない。
ただ、趣味は個人的なものである事は理解をした上で、相手がいる場合にはある程度相手に合わせないといけない。それはお互い様という言葉で。そういうアプローチが必要だと思う。
そんな話をした。お昼休みにそば食べながら。