若き時代の正義。

朝、近所に高校の女生徒が２人、ゴミ置き場に設置されたリサイクルボックスの中からペットボトルと空き缶を何故か分類していた。
それは、誰かに指示されたものではないだろう。背中にはカバンを背負っていたし、普通に制服だったし、特に先生などの大人の姿もなかった。たぶん、分別されていなかったという事実それのみが、なんとなく許せなかったんだろう。
ちょうどその時、そんなリサイクル資源を集めている（回収業者ではない）老人が荷台に一杯資源ごみを積んだ自転車でやってきた。その老人はそんな分別をしている彼女達に声を掛けるでなく、会釈をするようにに近付いてきた。それに気付いた彼女達は、手に持っていたペットボトルを正しいリサイクルボックスに投げ入れると、学校の方に足早に立ち去っていった。

あぁ、なんか空回りしているな、って思った。
何がっていう程の何かがあるんじゃないけど。

今日の話ではない、すこし前のお話。