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ダーティ・ハリー2

ダーティハリー2 [DVD]
人気「ダーティ・ハリー」シリーズの第2弾。ちなみに原題は「MAGNAM FORCE」。このシリーズらしいタイトルですけど、確かにこれを邦題にしても誰も判らないかも。

実を言うと、私はこの作品は余り好きじゃない。主人公のハリーことキャラハン刑事の見所は随所にあるんだけど、正直「これ、別にダーティ・ハリーじゃなくてもよくなくね?」と思ったのは事実だ。っていうか、この手の警察をテーマにした映画には結構ありがちな犯人像だと思った。

ストーリーは簡単に言うと、

交通機動隊の格好をした人物に、法廷で裁かれない人物達が次々と殺されていった。いずれも大物悪党である事には違いはなかったが、特に犯行声明も無ければ、要求の様なものもない。そんな中、ハリーは練習の為に立ち寄った射撃場で、4人の新米警官達に出会った。いずれもハリーに引けを取らぬほどの銃の名手。彼等に目をつけたハリーは、交通機動隊から殺人課の仕事に協力してもらうことにしたのだ・・・。

って感じ。隠しているつもりでも、想像の範囲内で多分ネタバレになっちゃうストーリー。

ふと、調べてみたら「ダーティハリー症候群」なんていうのもあるらしい。*1

ダーティハリー症候群

ダーティハリー症候群(Dirty Harry syndrome)は、警察官が陥るとされる精神状態の俗称である。別名ワイアット・アープ症候群(Wyatt Earp syndrome)。
現実社会において、正義の執行者を自任、“悪党に生きている資格はない”という歪んだ正義感によって、目の前の現行犯人をたとえ微罪でも射殺し、「逮捕に抵抗するからだ」と正当化してしまう。ダーティハリーはアメリカ映画のタイトルであり、「主人公ハリー・キャラハンが正義の名のもとに犯罪者を自ら次々と『処刑』」してゆく」という映画の印象にちなんで、この名で呼ばれるようになった。

だそうだ。この2作目がまさにそんな感じ。あ、ネタバレ。

しかし、個人的には「悪人は誰でも殺している」って感じじゃないと思う。ハリーは。別に正義風を吹かしているワケでもないし、そもそも肩とか手とかを撃って相手を動けなくする事の方が多い。まぁ、言動も含めて暴力的で、殴ったり蹴ったりはするけど。

ま、2作目はそんな「ダーティハリー症候群」に「ハリー・キャラバンは陥っていない」って事を確認する映画かも知れない。

見所は「射撃コンテスト」ですかね。ハリーと新米警官の駆け引き(コンテスト後の展開も含めて)をお楽しみ下さい。ハリーのさり気無い周到さが出てていい感じ、です。たぶん、これも2〜3回は見てる。

*1:昨日から「Wikipedia記法」なるものが実装されたので使ってみたかったというのもある。単純に。