みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

えびボクサー

えびボクサー [DVD]
TVでやっていたので録画して週末に見た。
「看板に偽り有り!」という言葉を使っていいのなら、このパッケージは「偽り有り」だと思う。どうみても伊勢海老が奮闘しているように見えるけど、実際に出てくるのは「シャコ」だし。エビじゃないし。

パッケージについてはともかく、映画の内容について述べると、これはもう「微妙〜」としか言いようが無い。好き嫌いのハッキリする映画だと思う。イギリス映画らしく、かなり下品だし。

今回はあまり長文にならない程度に書いておく。

ストーリーはかなり唐突な展開で、

しがないパブを経営しているさえない男と、最近負け続けのアマチュアボクサー(と、無職のその彼女)に、何が起こるか判らない21世紀の脅威!として、体長2mを越すエビの化け物(実際はシャコ)が手に入る話しが舞い込んできた。
店を畳んで金を作り、TV局に「海洋のボクサー」として売り込もうとする3人組だが、計画はなかなか旨く行かない。海の生き物を陸上で飼うだけでもエサ代もかさむし、保湿剤を殻に塗るなど手がかかる。大変な思いをしてやっとフリーのプロデューサーに話をつけることに成功したのだが・・・・。

って感じ。

あまり予備知識がなかったんで、最初の30分ぐらいを見ていた時には「あぁ、これはフル・モンティ*1みたいなものかな?」と思った。作り物感バリバリのハリボテ風のエビが出てきてもなお。元気が出ちゃう系の映画?と。

結果から言えばぜんぜん違った。もう少し違う方向での感動路線だった。

だけど、これで感動できるかどうかは「人それぞれ」だなぁ〜と感じた。一応、ハッピーエンドのハズなのに、なんか全体に最初っから漂い続けているバリバリのチープ感なおかげで、乾いた笑いになっちゃっているというか、なんというか。もちろん、その辺りも織り込み済みな気がするけど。


そういう映画。面白かったけど、お勧めにするかどうかはかなり微妙。
ツッコミ所は「そもそもエビじゃねぇ!」から始まって、とにかく至る所にあるので、そういう方向で見ると楽しいと思うけど。あそこもありえなくない?的な視点で。

*1:フル・モンティ:過去記事⇒id:kenbot3:20050314:p2