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睡眠時間

普段、あまり時事ネタを扱わないこの日記だが、先日気になるこんなニュースが流れていた。

<睡眠時間>寝不足で懸命に…20年で最短 (11月4日19時19分配信 毎日新聞)

日本人の睡眠時間がここ20年で最も短くなり、とくに働き盛りの世代での減少が目立つことが、総務省がまとめた06年の社会生活基本調査でわかった。
(中略)
年齢別では、ほとんどの世代で減少、とくに45〜49歳が7時間5分と最も短く、次いで40〜44歳と50〜54歳が7時間9分だった。

実はこのニュースを最初に見た時、「えっ!?みんなそんなに寝てるの?」と思った。

気になる事がある時、仕事をそっちのけで調べてしまう所が私の悪い所だと思っているが、反省する素振りを見せることなくもちろん、探しに行った。総務省、統計局のサイトに。

目的の資料を見つけたが、中身を見ると確かにそんな風に書いてある。
具体的にはこうだ。

週全体 (年齢別睡眠時間)

主に仕事(有業者)
年齢 総数 男性 女性
25〜29歳  454分  455分  454分
30〜34歳  451分  455分  445分
35〜39歳  443分  446分  435分
40〜44歳  434分  441分  416分*
45〜49歳  429分  436分  414分*
  • (7時間未満には *)
主に家事(無業者)
年齢 総数 男性 女性
25〜29歳  468分  514分  467分
30〜34歳  450分  496分  449分
35〜39歳  440分  391分*  440分
40〜44歳  420分  514分  419分*
45〜49歳  415分*  491分  414分*
  • (7時間未満には *)

※ 主に家事の男性は母数が少ないため、極値であると思われる。

ニュースの区分けと違っているが、概ね7時間前後なのでこの辺りの情報だろう。確かに統計的には7時間と出ている。そして、男性と女性、外働きか主婦かで数値的に大きな差異があるわけではないが、男性よりも女性の方が睡眠時間は比較的短い傾向にあるようだ。

もしかして曜日関係ある?と思って、平日も調べてみた。

平日 (年齢別睡眠時間)

主に仕事(有業者)
年齢 総数 男性 女性
25〜29歳  437分  437分  438分
30〜34歳  433分  436分  427分
35〜39歳  428分  430分  421分
40〜44歳  417分*  424分  401分*
45〜49歳  411分*  421分  401分*
  • (7時間未満には *)
主に家事(無業者)
年齢 総数 男性 女性
25〜29歳  455分  518分  453分
30〜34歳  440分  496分  439分
35〜39歳  427分  368分*  427分
40〜44歳  408分*  516分  406分*
45〜49歳  405分*  500分  404分*
  • (7時間未満には *)

結果としては当たり前だが、基本的には平日の方が減っていて、7時間を切るケースも全体より増える。6時間台ならある意味納得できる数字だが、平日にシフトの関係で仕事をし無い人もいるだろう事を考えると、やっぱり平日と休日の差が薄まってしまっているな〜という印象を受けた。


この手の統計はこれはこれで面白いが、この結果はあくまでも「統計である」と認識しなければならない。つまり、これは「個ではない」という事だ。この数字を基準として個を考えようとすると、そこに無理が生じるという事も知っておかなければならない。

ちょっと続けて書こうかと思う。この話の続きを。また後で。