みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

28度。

今どきの日本のオフィスは何処もかしこも「クールビズ」。ノーネクタイは当たり前。バスの運転手さんもノーネクタイ、ノーキャップ(帽子なし)である。
私の会社もその例に漏れずクールビズなオフィスであり、今は28.5度。はっきり言えばかなり暑い。もちろん、気温は個人差があるので私にとってと付け加えておきたい。
何処の誰が言ったのか私は知らないけれども、クールビズの推奨エアコン設定温度は28度らしい。28度。実は結構暑い。

クールビズと関係なく、規定されている「事務所衛生基準規則」の中に、そのヒントがあるらしい。

事務所衛生基準規則 第二章 事務室の環境管理
第四条(温度)
2 事業者は、室を冷房する場合は、当該室の気温を外気温より著しく低くしてはならない。ただし、電子計算機等を設置する室において、その作業者に保温のための衣類等を着用させた場合は、この限りでない。
第五条(空気調和設備等による調整)
3 事業者は、空気調和設備を設けている場合は、室の気温が十七度以上二十八度以下及び相対湿度が四十パーセント以上七十パーセント以下になるように努めなければならない。

そう、ここに「28度」の文字がある。だから「クールビズで定められている室温」とはつまり、この上限値なのだ。しかも「努めなければならない」なので、努めていれば超えていたとしてもそれはそれで仕方がない。

上限値は上限値であり、仕事をする上での最適値ではない。

全ては地球の為であり、仕事の為のではない。効率化の為でもない。