2006-03-20 えきのおと 雑談 駅の改札を通った。その時の音は『ピッ』だった。 電車のガタンゴトンという音は静かになったとはいえ子供の頃とあまり変わっていない。でも、駅の改札の音は大きく変わった。駅員さんがハサミを『カチャカチャ』と鳴らす今とは違う音だった。 時代がかわって便利になり、切符の名の意味も失われつつある今。その音はどこの駅でも同じ『ピッ』という個性のない世界になっている。便利の名の下に、同じ音が広がっていく。 切符が切符であった時代。駅員がそれぞれの個性とリズム感で駅の音を作り上げていた。