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今日は一日あまりやることが無かったので、年末に録りためてた番組を一気に片付けてたんだけど、その中で見たのがこの作品。キアヌ・リーブスモーガン・フリーマンが出ているというちょっとすごい感じ。で、結論から言うと「ストーリーはなかなかよかった」だ。なんか限定的?そう、そうなのだ。で、その辺りをちょっとダラダラと書いてみたい。年が変わってもやることは一緒。ダラダララ。

ストーリーは「水素エネルギーを研究していた研究所が謎の大爆発事故を起こした。しかし、その現場にいた博士は事故ではなく絞殺されていたのだった。目撃者となったキアヌ・リーブスだったが、FBIに嫌疑をかけられてしまい、同じく終われる身となった女性と共に追跡の手を逃れながら真相の究明に翻弄する。果たして、事件の真相は!?」って感じ。だめだ、コレだけではこのストーリーの面白さは伝わらない。

正直に言うといわゆる「コン・ゲーム」*1ものに近いんだろうが、実はかなり最初の段階から黒幕は判っちゃったりする。でも、この映画の場合はそれでいいと思った。むしろその判りやすさが混乱することなくストーリーを楽しめた要因だった気がする。「水素エネルギー」だとか何かと科学チックで判りにくいかと思えば、その辺りも必要最小限であっさりと押さえていた感じで好感が持てる。

じゃぁ、何が気に入らなかったのか?というと、まずは「キアヌ・リーブスが学生にみえねぇ」って所かもしれない。この作品自体は1996年だから年齢的には彼は30歳を超えていたと思う。で、シカゴ大学の学生として描かれているもんだから何ていうか「無茶?」って思った。なんかさ、いくら「優秀なエンジニア」って言われても、助教授とかそんな感じじゃなかったし、妙に「貧乏学生」を強調してたし。*2

次に気に入らなかったのは研究所の爆発シーン。「何ですかアレは!」ってぐらいの大爆発。街の8区画が吹っ飛んだ!とか言っているんだけど、なんか殺人事件ばかりにニュースの焦点が当たっていて、「そんだけの規模の爆発ならもっと被害者がいるだろう?」って思った。CGはすごかったけどね。でも、今時それぐらいじゃ驚かないっていうか。スレたな、俺も。

あともう一点書いておくとすると、「あれだけ秘密の研究所なのに、ダクトに【こっち→】とか書いてあるのは如何なものなのか?」とか思ったり、結局出入り自由何じゃん?とか思ったりもしたんだけど、そんな事は些細なことなんで「そういうもんだ」で楽しめれば結構いい映画です。いや、本気で言ってます。


所で、このキアヌ・リーブス。私が好きな映画「イル・マーレ」*3のリメイクに出ちゃうそう。あらやだお相手は誰かしら?って、サンドラ・ブロックだそうですわ。えーっ、イメージが違うぅ〜。チョン・ジヒョンじゃないのー?ってあたりまえか。うーん、なんつーか、ちょっとどうでもいいやって思った。

*1:コン・ゲーム:ストーリーがゲームのように二転三転するハラハラドキドキの映画のこと

*2:マトリックスの時のネオな感じはとても似合っていたと思うんだけど。それとはちょっと違うんだよな〜

*3:イル・マーレ:過去記事→id:kenbot3:20041211