ヘラクレス
GWも気付けば中盤。あっという間な感じがある今日この頃ですが、ディズニーチャンネルでやっていたのでちょっと見てみた。そういえば見たことなかったな?って。
何となく子供向けかな?って思っていたら、全体的にミュージカル調の作風も手伝ってもう少し大人向き。むしろ、子供じゃ判らないノリが結構ある。
全体的には結構楽しめた。特にヒロインであるメグがいい味を出している。とってもセクシーなんだけど、失恋に悩んでいて次の恋に進めない。それがなんとも魅力的だ。
そういえば、ディズニーのヒロインは美人なんだけど「今まで恋をした事が無い」というパターンが多い気がする。そして、「これは恋?愛って何?」って感じで乙女チックに悩むというパターンで物語が進行するが、今回はそうじゃない。その辺りもこの作品の魅力かもしれない。
でも、あえて言うなら悪役であるハデスが、なんとなくインパクトに弱い。比べるのがおかしい感じだが、どことなく憎めないバイキンマンに比べたら、強さもイマイチだし、悪に徹している割に「お前らヤレ!」な感じで他力本願的な所が情けない感じだし。出番は多くて目立つことは目立つんだけど、結局、直接対決するワケでもないし(あ、これはネタバレか?)、オリンポスでの戦いも思っていたほど迫力は無いし。
もう一つ言えば、ヘラクレスの呪い(契約)が解けたくだりがイマイチ判らなかった気がする。ハデスと契約したのはヘラクレスであってメグではない。でも、メグがヘラクレスを助けたから呪いが解けたというのはイマイチしっくり来ない。一瞬「唐突くない?」って思った所だった。
出てくる主要なキャラクター達も、ギリシャ神話をある程度知らないと判らないまま流されちゃいそうな感じでちょっと???と思う。3姉妹の老婆なんてあまりにも説明不足だ。まぁ、流してもいいんだろうけど、他のキャラも含めてアレンジの仕方にちょっと工夫が足りない気もしなくも無かった。一応、ギリシャ神話をベースにしているんだから出来ればもう少し合わせて欲しかったかな?とか思ったり。個人的に。うん。ちょっと。