みた、こと。きいた、こと。

合言葉はSite Seeing

写真はいつでも見たいのだ。

今日は真面目に仕事をしていた。まぁ、そんな事はいいや。
ポータブルHDDを買ってやりたかった事があった。今まで撮り貯めたデジカメの写真をコレにバックアップしたかったのだ。というのも、それらはMOに入っていたからだ。

え?でも、MOがバックアップでしょ?といわれるとその通りなんだが、実はそこには環境的な問題があったのだ。このMOは全てMacでフォーマットされている。つまり、私のPCのXPでは見ようと思っても見れない状況となっていたのだ。そう、「見れない・使えないバックアップはバックアップにあらず!」だ。その数、約20枚。これらをどうにかして自分でいつでも見れるようにしたいな〜というのが私の密かな野望だったのだ。

知っての通り、MacとWindowsは直接的なファイルの互換はない。それぞれファイル変換ツールを利用したり、中立的な立場のファイルサーバを立ててファイルを交換したりという事をしない限りは必ず問題となる。

今回のケースもそうだった。MOはMacでフォーマットされており、買ってきたHDDはMacでは*1利用できないのであった。お互い妥協をせず相容れない状態は、ある意味我が身を振り返って身につまされる気がしなくもないが、そんな事は棚の上にでもコッソリ置いておいて、結局はそのままじゃバックアップが取れないという事に他ならない。

そこで、第三者の介入が必要となってくる。もちろん新たな投資など出来ないので、登場するのは私が以前使っていたノートパソコン君(以下:彼)だ。OSは98。既にバッテリーの寿命も終わっているが、メーカーは製造をとっくに終了しているので交換部品は存在しない。液晶のバックライトもかなり暗くなっており、持ち歩いて利用する事が出来ない時点でノートPCとしての天寿は全うしたといっても過言ではないかもしれない。そんな彼に登場してもらう事になった。

「RINGOWin」というソフトがある。98まで対応しているMacのフォーマットを読めるファイル変換ツールだ。MOを買ったときに付いてきたものだが、コレを使えば問題のMOも読む事が出来る。万事解決。と、言いたいところだったが彼には彼なりの悩みがあった。USBが1ポートしかないのだ。しかもご想像通り、規格は1.1。

HDDとMOを同時につなぐ事は出来ず、それぞれがべらぼうに遅い。

眩暈がする状況となってしまったが、出来ないよりはマシだ。最初の野望を達成するためには、少しぐらいの障害は仕方がない。いや、障害がある方が萌えるのだ!(字が違うって)


というわけで、この所は毎晩「MO→(彼)→HDD」のバックアップを地道に繰り返している。毎晩2枚くらいのペースで作業を進めている。どんなにデジタルな世界が進歩したとしても、作業自体はアナログ的な事の繰り返しだ。

*1:我家にあるOSのバージョンでは